今回から、百貨店のテナントとして店舗を構えるアウトドアショップのご紹介です。
第1回目は、平面関連の環境図です。
平面レイアウト
当時は、百貨店の自社ブランドでの平場では商売にならないと考え、テナント構成に移行したのが約10年前のことと記憶します。
今では当たり前の売場構成ですが、当時はテナントと平場が両立していて、今以上にテナントエリアは売場の中でも光っていましたね。
今回ご紹介する店舗事例は、そんな中でのひと店舗で、元々テナントとして入居していたので上記の問題には影響は受けることがありませんでした。
平面図を見ると、整然としたレイアウトはやはり百貨店タイプの構成になっています。什器は全てとは言いませんがそのほとんどが、造作での内容でした。
天井伏せ図
さて、天井伏図を見てみると面白いことを発見しました。
百貨店ではよくあることですが「玉突き」といってテナント移動を示した言葉です。
天井伏図にプロットされている照明器具のほとんどが移動されています。
平面レイアウトに準じた天井伏図が仕上がっていますね。
これについては百貨店の電気業者が描いたものと思われます。
あと注意すべきは、照度の問題です。
この場合は、照明器具の業者さんなどに計算してもらっているので安心ですが、ご自分で配列や器具選びをするなら、天井伏図完成後に業者さんに相談するのもいいでしょう。
私は邪魔くさがりなので、全て業者さんに依頼しています。(笑)
電位配線図
この図は、主に棚下照明やラインコンセント、それに壁面の雑コンセント、フロアコンセントの位置などを表した図面です。
そして、使用器具と電気容量等の表が赤色で描かれています。
邪魔くさいので、私のように嫌がる設計者も多いですが、それほど難しく無いので覚えるようにしておいた方がいいでしょう。
慣れれば問題なく描けるようになります。
やはり最初は大変です。
しかし、設計者として何でも挑戦しないと始まりませんよ。
これなんか15坪程度ですのでそれほどしんどくないと思います。
店舗環境図は以上です。
ちなみに、昨今の百貨店や商業施設を見ているとテナントがひしめき合って、どうも商業環境のメリハリが薄れているように感じ、どのショップも個性に欠けるな〜って思うのは私だけでしょうか!
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