はじめに!

おはようございます!季節も秋に入り、落ち着いて仕事も進められるようになりました。
さて、今回は『カジュアルなイタリアンダイニングの店舗事例』最終のカテゴリーをお届けします。

内容としては、この店舗に取り付けられた建具に焦点を当て、その多様な種類やデザインについてご紹介いたします。これらの建具は、皆さんにとって参考になること間違いなしです。

初めての方は、まずは基本的な環境図をご覧いただき、店舗の全体像を把握してから以下に進むことをお勧めします。そして、これまでの読者さんにとっては、今回も引き続きお楽しみいただけると思います。

それでは、以下の建具配置図をご覧になってください。

建具配置図

イタリアンダイニング001の建具配置図

建具配置図、または建具指示図は、私たち図面屋にとって非常に重要なものです。これは、現場担当者にとっても、仕事の進行度合いに大きな影響を及ぼします。

私たちの責務の一つは、必要と思われない図面や、内容が薄いように見える図面でも、細部に気を配って描くことです。

なぜなら、現場をスムーズに進行させることが非常に重要だからです。私たち図面屋が現場に常駐できないことも多いため、特に重要です。

もちろん、現場の監督者が常に現場にいるかもしれませんが、彼らも多くの仕事を抱えているため、細部まで目が行き届かないことがあります。

しかし、現場の進行は待っていてくれません。

そのような状況で、細部に気配りのある図面は非常に役立ちます。したがって、情報を豊富に図面に記載することが不可欠です。

建具A【フロントウインド】

イタリアンダイニング001の建具図A(フロントサッシ)1

上記は、店舗の鼻先に取り付けてウインドです。アイキャッチャーにも一役買ってます。
作図手順は、当サイトではお馴染みの描き方です。

三面図があって平面詳細図、断面詳細図となります。
ウインドウにシャッターとそのガイドレールが確認されます。

ウインドの納めについては、オーソドックスな納めであって、当サイトでも多く見られます。
サイト内検索してみてください。(サッシ、ウインドウで!)

以下の断面図は拡大していますので、再度その構造や納まりを確認してください。

ここでも、ガラスウインドの納めがしっかり表現されてます。

建具B【ホール(客席)↔オフィス】

イタリアンダイニング001の建具図B(客席↔オフィス)

ここからは建具が続きます。

まず、タイトルにもあるようにホールからオフィスへの出入り口に取り付けたスチールドアです。
かなり重量があるので取り付けは大変だったでしょう。

厨房内では火を使うことが多いのでこういったタイプの店舗では、必ずとは言いませんがこのようなスチールドアを設けます。鉄扉と呼んでます。

作図の手順は他と同様です。

建具C【オフィス↔厨房】

イタリアンダイニング001の建具図C(オフィス↔厨房)

こちらの建具図は、前述と同仕様となっています。
若干の違いは、吊り元とサイズ程度でしょう。

この二枚の建具図については、別サイトで詳しく解説しますので、今しばらくお待ちください。

先日、告知したように詳細図上げておきました。
以下サイト参考にしてください!

建具D【ホール(客席)↔厨房】

イタリアンダイニング001の建具図D(客席↔厨房)

厨房からホールへの出入り口取り付けた木製の縦愚図です。
スチールドアでは無いのは、火を扱う場所から遠い位置にあるので木製にしたと思っていました。

しかし、このドアスイングドアの役割を担っていて、スチールドアでは重量があるため、あえて木製にしたような気がします。ちょっと納得いきません。

ホールに面しているので若干のデザインを施してます。たいしたデザインでは無い辺りが共感を呼びます。
このようなテンポでは、あまりデコラティブするとコスパにつながらないためこれで良いんです。

尚、こちらの建具も再度、解説できるようにしておきます。

開口枠E【キャッシュカウンター↔厨房】

イタリアンダイニング001の開口枠E(キャッシュカウンター↔厨房)

開口枠のみを描いています。
ここでは、お客様へのサービスを即座に対応するため,あえて建具は設けていません。

厨房内が見えないように、小さな壁面を設けています。トイレなどによく見られる手法です。

開口枠には、t=6mmのスチールフラットバーを付けました。これも重量があるので、開口補強は欠かせません。

今回は以上です。

長々とお付き合いありがとうございます。
また、乱文にはご容赦願います。

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