今年初めての投稿となりますが、あけましておめでとうございます。
今回は、昨年の続きで『ファミリーでも入りやすいちょっとレトロな居酒屋事例』の環境図をお届けします。

店舗では、基本図だけでは施工もおろか竣工にはたどり着きません。
デザイナーさんは、漫画のような図面しか送ってきませんから。辛いですよ。(中にはまじめな人も居ます。)

そんなんで、我々図面屋さんが活躍の場があるってもんです。有難いことです。

それでは、進める前に以下のコーナー詳細図は何処を描いているかを平面図及び、展開図を参照して理解していってください。

この図面群はとても大切な役割を担いますので、ここはしっかり理解してください。
以下参照のこと!

カウンター席の姿図と断面図

居酒屋002のカウンター席

これは、カウンター席のを描いています。
什器図でいうと三面図に当たります。それに簡易な断面図を添えます。

心得てる人は、ここまで描くようにしています。
何処が必要図面となるかしっかり把握できる図面屋さんです。

この状態では、まだ施工図とはいえません。
もう一段階、深掘りが必要です。

まぁ、見積もりは取れますので、実施図面とお考えください。

ベンチシートの後ろに設置した「よしず」を取り除けば、汎用性は感じられますので、是非ご自分のモノとしてください。役に立ちます。

以下サイトは、この『カウンター席』のより詳しい情報がありますので、御興味のある方は是非ご覧ください!

デシャップカウンター廻りの造作図

居酒屋002のデシャップカウンター図1

上の図面は、前述のカウンターの左にある「デシャップカウンター」となります。
展開図にも見受けられるので、理解は早いと感じます。

ここでは、展開図より細かな寸法を記入します。

そして、以下の図面は、このデシャップカウンターの各断面図と部分詳細図を描いていますが、ここまで描く必要があるか!といえば疑問ですが、私は描くようにしています。

居酒屋002のデシャップカウンター図2

この図面で、しっかり理解して頂きたいのが図面下の3つの断面図です。
飲食店では、必須の図面となりますので重要視して頂きたいです。

古木の意匠柱

居酒屋002の古木意匠柱

当時は、この『古木』って言うのが流行りのひとつで、どちらの飲食店でも見られました。
特に、和を感じさせる空間には不可欠なマテリアルでもありました。

この図面内容は、あまりぱっとしませんね。だが必要なのです。
天井での柱固定は、もう少し手を加えないと駄目ですね。(反省!)

小上がり席

さて、ここからは今でもよく目にする『小上がり席』の実施図となります。
これについては、多く学ぶべき箇所がありますので、ゆっくり進めてください。

居酒屋002のベンチ席1

まず、上の図面は展開図の拡大版ですが、こちらも実施図となりますので寸法は細かく入れてきました。
順序よくゆっくり、じっくり見ていってください。

展開図ですでに説明していますので、ここでは特記することはありません。

注視して頂きたいのは、以下の断面図と各詳細図です。
断面図ではなく、正確には断面詳細図と言った方が適切でしょう。

一度、読み進めてください。

断面詳細図の左に位置する可動式のパーティションは、別としてこの断面詳細図は必須です。

というのも、最近でもこれを参考して和食店に応用してみましたが、とても汎用性があり各寸法変更だけで旨くいきました。

居酒屋002のベンチ席2

特に、ベンチシートの断面図だけはしっかり理解して描けるようにしてください。
そうすれば、和食店に限らずこのような飲食店ならば、これを使えればかなり作業がはかどること間違いなし!

いずれにせよ、上の図面だけはもう少し細かく説明しますので、今しばらくお待ちください。

以下サイトは、『小上がり席』のより詳しい情報がありますので、御興味のある方は是非ご覧ください!

長々とおつきあいありがとうございます。
また、乱文お許しください!

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