はじめに!

今回は、先回に続き『ファミリーでも入りやすいちょっとレトロな居酒屋事例』の展開図集を進めます。
先回の平面計画は、理解していただきましたか?

何度も言いますが、復習が大切なので時間が許す限り、作図は見るようにしてください。

それでは、進める前に以下の展開指示図を読み取ってください。
先回と同じ平面図にマーキングしています。

尚、先回の平面計画に戻りたい人は以下サイトへお進みください。
そうでない人は、展開図を進めます。

展開計画_01

まず、重複しますが以下の図面を読み取って、展開指示とあっているかを確かめることからはじめましょう。

各展開図 は何処をさしているかを頭の中で覚えていきながら進めてください。
(15分)

A 展開図とA’ 展開図は、エンタランス入って左に折れた通路から左面を見た表現です。
左に、ご丁寧にもエンタランスの表現が出ています。

6人部屋の小上がり席の正面と、入ってから見える壁面を描いています。
正面には、欄間が確認されますし、小上がり席は、掘りごたつ式にしました。

B 展開図は、左にエンタランスがあり、厨房がのぞき見できるガラスウインド。
そして、厨房とホールの出入り口があります。

2人席のカウンターがあり、奥の店長室の黒い建具が見えます。
その横にはちょっと中途半端なベンチの断面図も確認できます。

まぁ、ザックリこんな感じです。

展開計画_02

以下の展開図も前述通りに、図面を読み取ってください。
ここには、展開計画_01 とは違った雰囲気があり、特別席なども見られます。

居酒屋002の展開図2

まず、C 展開図は、右側がエンタランスがあります。
それから、左に進みますと特別知るが有り、多機能なベンチ席が続きます。

C’ 展開図はその内部を表現していますが、小上がりを利用してここも、掘りごたつ形式です。
追って、この空間の詳細図もお見せします。

展開計画_03

ここでの展開図は、残りの見えない場所を描いています。
よくあることですが、横着な設計屋さんはよく忘れることが多いと考えます。

まずは、どのカ所の展開図を描いているかを自分で探してください。

居酒屋002の展開図3

D 展開図は、一番奥のベンチ席と右側に店長室があるのが分かりますか?
E 展開図は、エンタランスを入った辺りから奥を見た状態ですが、右に特別席の断面図が確認できます。

こういった感じで、平面図にある展開指示を見ながら、自分なりに F 展開図、G 展開図を読み取ってください。

面が狭くなったり、断面図がでてきたりで、ちょっと厄介な展開図が出てきますが、これを読み取ることは確かに大事なことです。

確かに、巾が900mm程度の展開図は、邪魔くさいような気もしますが、ここはしっかり描くようにします。

展開計画_04

以下の展開図は、あえて描く必要があるかどうかは疑問ですが、私は描くように勉めます。
店舗中央から、必要断面を描きました。

居酒屋002の展開図4

H 展開図は、多機能な小上がり席とカウンター廻り、それと厨房内を描いています。
I 展開図は、付け足しのような展開図となりますが、厨房内のデシャップカウンターの断面図です。

J 展開図については、6人席の小上がり部屋の壁面を描いた断面図となります。
ここまで来ると。私も疲れてきました。

もう少しですから、頑張りましょう。

トイレ計画

最後は、男女のトイレ平面図と展開図となります。
ここは、簡単でしょう。

読み取ってください。

居酒屋002の展開図5

基本的な仕様、仕上げは店内と同様にしています。

かなり、狭さを感じますが席数優先に考えるように上からの指示がありました。
これについては、今では考えられません。お客様に失礼です。

しかし、当時は客のことも考えず、席数優先の店舗は多くありました。
儲け主義が横行してた時代だったんですね。

長々とおつきあいありがとうございます。
尚、乱文お許しください。

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