久しぶりの投稿ですが、ここのところ本チャンの仕事が急増していててんやわんやの半年で、読者の方にはご迷惑をおかけした誠に申し訳ありません。
取りあえず5月末にこの大きなプロジェクトが終了したので、図面屋ブログ復活です。
挨拶は以上として、『ファミリーでも入りやすいちょっとレトロな居酒屋事例』を進めていきます。
今回は、環境造作図_02です。
以下の作図をゆっくりでいいですから、まず読みとるところから始めてください。
尚、前回の作図集配下参照してください。
今年初めての投稿となりますが、あけましておめでとうございます。今回は、昨年の続きで『ファミリーでも入りやすいちょっとレトロな居酒屋事例』の環境図をお届けします。 店舗では、基本図だけでは施工もおろか竣工にはたどり着きませ …
ボックス席の三面図・コーナー柱の詳細図
こちらの図面は、ボックス席の三面図です。平面図、立面図、そして主要となる断面図を描いています。
個室感を助長させるためにボックスで売り口にすだれを設置しています。
今では余り見ることも無い手法ですが、当時は流行りましたね、どこもかしこもそうでした。
この店では、主に掘りごたつ形式をとりましたが、やはり高齢者のことも考えてのことです。
お年寄りは、立ち座りが大変ですから…………..。
仕上げや、寸法は図面から読み取ってください。(画像をクリックすると拡大)
当時は予算があったのでしょう。結構なマテリアルを使ってます。
作図としてもしっかり描かれていますし、表現としても問題無いと思います。
『和』のおイメージも伝わってきます。
小上がり席の三面図・部分詳細図
上の作図は、居酒屋にはよく見られる小上がり席です。かなり『和』のテイストを強く演出しているあたりはデザイナーの指向でしょう。
平面図を見ているとやや狭さは感じますが、「仕切」っぽいものが無いので問題は感じません。また、中央にある襖はもちろん可動式です。
ここを開ければ、大人数でも対応が可能となります。概ね良好な空間ですね。
私的には好きな空間になります。
本来マニュアルでの作図なので勝手に変えることが出来ないのが残念です。まぁ、良しとして施工図に専念しました。
その下、二面の立面図は、部屋内からのビューです。尚、図面右上にあるのは部分詳細図ですが、どこを拡大して描いているのか、探してみてください。
上の図面も続きとなってまして、左からこの小上がり席中央の襖が確認できます。
次の面は、平面図右の壁面のようですが、ちょっとは不可解な面となりますね。記憶なしです。
最後の面は店内通路から弥陀面ですが、店舗の環境と襖面が表現されています。そして。太い木柱と上部の格子が印象的です。
特別席の平面図・立面図・断面図
この部屋は、この店舗特有のものであって、個性的なフォルムです。聞くところによると冬景色にあるような『かまくら』を意識したようです。
金はかかってますけど、空間的にはかなり狭い!のが特徴?
秘密の話か、人に聞かれては不味いことを話す空間なんて当時は思って描いてました。
今では流行らん区間ですが物好きって人もいるからわかりませんね!(笑)
さて図面と行きましょう。
平面図と立面図、それと断面図ですが、特に詳細図は描きませんでした。
マニュアルがあるので、大まかな寸法さえ抑えれば、これに関しては現場対応であったようです。
全体的な仕上げは、左官でした。途中から木軸下地の塗り壁に変更したようです。
以上になりますが、何か質問があれば問い合わせください。
長々とお付き合いありがとう!
尚、乱文についてはご容赦願います
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