今回は什器を説明していきますが、先回までの店舗環境図は理解いただけましたか?飲食店は、まだ経験したことのない人にとって、この店舗事例はそれほどややこしくはないので、好都合と考えます。
什器説明の前に、復習のためにも以前の環境図をご覧になりたい方は、以下サイトを見て下さい。そうでない方は、以下に什器指示図があるので、進めていってもらっても結構です。
今回から飲食店の店舗図面集をお届けします。竣工は20年前で、主に粉もんと鉄板焼きを主体とした居酒屋です。 最近はコロナ渦で飲食店も大変と聞きますがこの時期は、夜な夜なの飲めや歌えやの世界が広がり、私も主人とよく吞みにに言 …
① 賑々しさをかもし出すカウンター席
この作図は、平面とその姿図、それと断面詳細図があるだけで、ちょっと図面が足りません。もう少し『面』を描き足す必要があります。これは、完全な手抜き図面です。
私の監督不行き届きですね!(ご容赦を)その後、描いたスタッフ聞くと、現場での図面修正が多く、最終的にはこれで通りたそうです。しかし、寂しい図面です。
まぁ、雰囲気だけでも理解していただければ幸いです。
ただ、断面詳細図はしっかり描けているので嬉しく思います。つくり、寸法は一般の飲食店のデータと、さほど違いは感じません。強いて言うなら、欄間をもう少し下げても良かったと感じます。
② 最大限、機能を優先したデシャップカウンター
このデシャップカウンターに関しては、特記することは全くありません。厨房内の什器は、飲食でも業種がいろいろあるわけですから、一概に伝えられません。やはり、店長のアドバイスを聞き取り、それを元に作図を進めるのが得策です。
この場合の機能としては、そのほとんどが棚の構成となってます。その他気の付いたのが、跳ね上げ式バッタリ戸ですかね。これにつては、もっと詳しい作図が必要でしょう。これについては、新たな情報を入れておきます。
③ 賑わいが聞こえてきそうな円卓テーブル
これは、賑わいすね!このビッグテーブルを見ていると楽しくなってきます。今のコロナ渦ではそうも言ってられませんがね!
このようなテーブルを店舗内に設けることはある種のシンボルとなり来店されたお客様委にインパクトとを与え、再来店が期待できます。
良く考えたな〜って思うのは、φ2300mmもある同心円の一部をかき込んだことでしょう。この細い通路?から店員さんが、料理をサーブする!
ちょっと手狭ですが、お客のとってもお店にとってもとても良いアイデアだと感じます。また、サービスカウンターとしての機能も嬉しいです。
④ 小空間で最低限の機能を備えたレジ台
エントランス付近に設置されたレジ台ですが、小さいながらも最低限の機能を備えたとはビックリです。最近ではキャッシュレスで、レジ台も小さくなってきましたが、この時代には考えられない大きさです。
その他は特に付け加えることはなく、作図的にも問題はありません。
⑤ 店内での活躍が期待できるサービスカウンター
サービスカウンターの図面ですが、サイズ的にもとても使いやすいサイズです。この什器に可動用のキャスターを付ければ百貨店などの平場でも活躍しそうです。素材は別としてかなり良い感じです。
今回の事例では、まず抽斗はカトラリーが入るので必要です。しかし、飲食店ということもあって開き戸は要らないといえます。お店の繁忙期に、扉を開けるというの配下がなもんかと!
長々とお付き合いありがとうございました。
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