設計説明
前回の和食店の展開図事例の続きです。上の各図面をご覧ください。また展開図と平面図との照らし合わせもしてください。
位置関係は平面図をご覧ください。
⇒ 和食店_平面図事例_001
ある程度はご理解いただいた上で次へ進みましょう。今回は、展開図 Fと展開図 Gを見ていただいていますが、小上がりのエリアを2面の展開図で表現しています。
展開図 Fについては、通路側からの視線を遮るための目隠しを設置しました。展開図 Gのポイントとして、幕板を通してすだれを取り付けています。ここでも、特に目新しいことはせず、必要最低限の仕様と小者関係で仕上げました。
コストも考えてのことですが、これで十分「和」のテイストは伝わります。また、小上がり上の幕板上部は、排煙対策でオープンとしました。
この店舗では格子がかなり目立ってますが、最近は既製品の種類も豊富なので、設計者はとても楽になる。と同時にコストの面の助けられます。当時は、ほとんどが別注品でしたので、コスト調整が大変でした。
和食店の設計は、「奇をてらった」店舗でない限り当たり前に「和」を表現すれば、誰でもとはいいませんが、センスのある人なら熟せると私は考えます。
最後に、格子のサンプル(今回とは別の店舗ですが・・。)を添付しておきますので参考にしてください。
これが、全てではありませんが、よく似た雰囲気の格子です。また手前の見える客席の目隠しが、今回の展開図にも出てきます。
色合いは、今回の店舗と同仕様と記憶してます。
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