蕎麦ファサード

設計説明

先回の和食店舗の続きですが、こちらの図面は、JR松江駅のショッピングゾーンに出店した「出雲そば」の店舗ファサード展開図面です。2面の展開図が表現されていますが、外向き店舗としての要素があるので、内外での展開図となります。ちなみに、上が街路からのもので、下がコンコース側です。

デザインは、私が担当しましたが毎度のことですが、予算が無い状態でのスタートとなり、あれやこれやで気苦労が多くありましたが、関係者様のおかげで無事俊雄を迎えられました。

まずは、平面図を参照していただいて、こちらのファサード図を確認してください。これは、コンコース側からのビューです。
⇒ 和食店_平面図事例_001

蕎麦ファサードパース

コンコース側からのファサードです。もっと大きな店名サインを提案したのですが、環境規制ってのがありまして、却下を食らいました。当初からJR様側の環境設計が優先となってましたから・・・。まあ、これについてはあまり口は出せない状態でした。

和風のムードは、「格子」や「暖簾」で雰囲気をつくり出せていますので、この程度で妥協するしかありません。ファサードは、「和」 の要素をしっかり入れ、店内を見渡せるよう全面ガラス張り仕様としました。

特に、意識したのは、前述したとおりローコストでの仕上げを試みましたので、いろいろけちってしまいました。しかし、竣工時はなかなかの出来で好評をいただきました。

金を掛ければ当たり前に素晴らしい店舗は出来ます。当然のことですが、こんなんじゃクライアントは納得しません。最後は、コスパです。私は、元々現場上がりでしたので、施工金額はある程度分かてましたから。それと知恵と工夫で仕上がった店舗です。

コスパ出店をつくることこそ、設計者に課せられ責務と考えますので、現在まで生き延びたと納得しています。詳細については、順を追って投稿していきますのでよろしくお願いします。

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