設計説明

先回に続き、和食店_0001のサッシュ廻りですが、今回は、コンコース側のウインドと、それに取り付けた、縦格子の目隠し用パーティションの詳細図をご覧に入れます。

これについては、コンコース側通路に面したサッシュですが、建築工事ではなく、C工事での施工範囲となってましたので、見通しさえクリア出来ていたら自由に設計できます。

蕎麦屋パーテ02

上記は、背面図を一部切り取って載せていますが、展開図Hから見たスペースのコーナー詳細図となります。

分かりにくければ、大平面図でこのコーナーを確認してください。
⇒ 和食店_平面図事例_001

パーティションのデザインも、外装のそれとは違いつけ、こちらでは腰を付けたものにしました。そして、何故か目隠しの高さが、1350mmとしました。コンコースには、人通りがかなりあってのことです。

蕎麦屋パーテ03

上の作図は、トップ図面右にのパーティションの断面図がありますが、赤のマーキング「a」の箇所の拡大図です。S=1/2で描きました。ここまで描けば信憑性があります。前述した説明通りです。

「和風」といっても、その要素や素材は多くあって使い方を間違えると、凝りすぎて嫌みを感じることもあります。私としては、コスパを目指して、すっきりと収めることに専念しました。

全体を見ればお分かりでしょうが、デザインは、ほとんど凝ったものにせず、「和」を感じるテイストを一般的な素材で表現しただけです。今見れば、ほんと普通ですがこれでいいのではと感じています。

ちなみに腰の仕上げは、化粧板、格子は木下地の染色仕上げです。ある意味これ以上のローコストは考えられません。まあ、見てくれが良ければいいんじゃないんですかね! オーナーも喜んでいましたし。

後記

読者の皆さんには、ちょっと物足りないとも感じますが、普通一般的な和風テイストの店舗を造るときは、あまり和を全面に出すことはせずに、テイストっぽい要素を出してあげるだけで雰囲気は出ます。

後は、出来るだけシンプルにまとめるのが、飽きの来ない店舗となりますので、しっかり覚えておいてください。(経験上)では、読者の皆さんも頑張って素晴らしい図面屋になってください!

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