昭和レトロ風な小洒落た大衆食堂の図面事例、環境編・各部詳細図編に続き什器編のご紹介です。
では、ごらんください。
サンプルケースの姿図と断面図
店頭にあるサンプルケースとしては少し存在感がないサイズですが、お弁当のテイクアウト窓口との取り合いで小さくなっています。
テイクアウト窓口との位置関係は、こちらの記事をごらんください。
⇒ 昭和レトロ風な小洒落た大衆食堂の図面事例〈各部詳細図編〉
目線より低い位置への取り付けとなってしまいましたが、ケースの天板をガラスにして透過性をもたせているので、商品が見えづらいということはありません。
ただ、ケース上部の窓口からから650mmの距離は商品を受け取ったり、お金を支払うには少し遠すぎるかもしれませんね。
また、外部に設置しているので、昼夜で内部の明るさに差が出てくるのでケース内照明は必要でしょう。
壁面内部に埋め込む方法もありましたが、店内の有効面積を確保すうるために、外部への取り付けになりました。
ビッグテーブルの姿図と詳細図
この食堂内でのメインとなる、客席用のテーブルです。
凝った意匠はなく、とてもシンプルなフォルムのテーブルにしています。上部の吊り式行灯照明を、より際立たせるためでもあります。
ただ、大きいサイズの天板に対して小さい脚パネルで支えているので、安定性が心配にはなりますね。
次に、柱前に設置したテーブルです。
柱の奥行き分、ワイドを短くしています。
基本的な構造は、前述したテーブルと同じです。
レジカウンターの姿図と断面図
必要最低限の機能を満たした、シンプルなレジカウンターです。
オープンの収納スペースには、レジ関連の機器などを設置するようにしています。
ただ、いろいろなサイズの機器に対応するために可動棚の方が利便性は高いでしょう。
テイクアウトカウンターが隣接するので、腰の1部をコロシにしています。
次は断面図です。
シンプルなレジカウンターですので、特記することはありません。
注意点としては、設置する機器によっては内部の背板にコンセントボックスを取り付ける必要があります。
テイクアウトカウンターの姿図と断面図
レジカウンター横に設置したテイクアウトカウンターです。
位置関係は、平面図でご確認ください。
⇒ 昭和レトロ風な小洒落た大衆食堂の図面事例〈環境図編〉
お弁当受け渡しのほか、包装用紙や、お弁当を入れる袋などを収納します。
作業効率を考えると、扉なしでオープン棚にした方が良いのですが、レジに立つお客様から丸見えになってしまうので、美観的に扉を付けました。
また、レジ内のスペースを出来るだけ広く活用する為に扉は引き違いにしています。
奥行きが薄い什器なので、倒れ止めを考慮して壁固定が望ましいです。
洗面台の姿図と断面図
店内奥にある、洗面台です。
埋め込み式の洗面器と横には蓋が回転するダストボックスを設置しています。
どちらも既成品を使用しましたが、作図段階ではまだ品番が決定していませんでした。
天板と扉は、耐水性高いステンレス板を貼っています。
意匠的に特記するほどの什器ではありません。
ただ、天板をモザイクタイル貼りにすれば、傷が付きにくく、汚れも水拭きで簡単に落とせます。
そして、レトロでモダンなイメージも演出できますね。
更衣室内造作什器
最後に、更衣室内に設置した3台の什器です。
どれもポリ合板仕上げのラック什器で、特に意匠的に記述するところはありませんね。
参考程度にご覧下さい。
以上で、昭和レトロ風な小洒落た大衆食堂の図面事例は終了です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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