今回は、メガネショップをご紹介していきます。

回遊性が高く、スタッフの作業効率まで考え抜かれた素晴らしいレイアウトがなされたショップです。
MDが違っても、売り場を造る設計者にとって参考になる平面プランです。参考にしていただければと思います。

では、始めます。

効率的な平面プランとレイアウト

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの平面プラン1

実は、メガネショップってほとんど設計することが無く、たまに依頼が来る程度なのです。売場は理解しているのですが、オペレーションエリアは、未だに考えてしまうことがあります。

ただ、過去に携わったメガネショップの中では、今回のがあまりにも上手く収まっているのでご紹介しようと思ったまでです。

それでは、どこが上手く収まっているのかを説明しましょう。

以下の図は、私が感じた思いです。御理解できますか?

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの平面プラン2

素晴らしい平面プランだと感じたのは、図面上にも描いてますが、まず売場に回遊性がある。そして、作業効率を考えたオペレーションエリアのレイアウトです

とにかく、全体のバランスが良い!んですね。

エントランス
大きく5つの導線で、
奥までお客様を引き込みます。
店内導線
上下の導線(図面上では縦になっています)もスムーズ移動でき、
お客様のこのショップでの滞在時間は長くなると感じます。

ということは、販売促進にも繋がっているという訳なんです。

ただ、ちょっと気になったことがあります。
それは、壁面も奥のエリアにVP(ビジュアルポイント)が欲しかった気がするのです。図面でいう、上の壁面の奥に当たります。

追々展開図にも出てきますが、この壁面が、このショップのキーポイントでしょう。今は現存しているか否かは不明ですが、ここだけはアイキャッチャーが必要です。

まあ、長々とお話ししましたが、展開図、詳細図と進む内にこのメガネショップの素晴らしい平面プランの考え方が見えてくるでしょう。

ナチュラル素材とカラーリングが調和した展開図

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの展開図1

メガネショップの店舗環境図である、展開図をお目にかけましょう。原図がかなり酷いものだったので、編集に手間取ってしまい、ちょっと参りました。

さて、今回は展開図を4枚同時投稿しますが、どれをとってもメガネショップの基本形だと感じますので、今後を考えよく見ておいてください。

その前に恒例となりましたが、平面図で確認を!

上記は、展開図A~Cです。ファサードからはじまって、店内左壁面を表現しています。

ファサードサイン部では、間接照明とインパクトのあるカラーボーダーでショップをイメージ付けしています。それでは、次の展開図にいきましょう。

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの展開図2

この図面は、展開図D~Fです。仕様がナチュラル素材と間接照明、それに商品展示に関しては全てガラス棚となっていて、とても健康的な空間だと感じます。

きっと、居心地良さが伝わりお客様の滞在時間も長くなると考えられます。良いショップの模範事例といっても良いでしょう。

続いて、残り2枚を一挙に!

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの展開図3

展開図G~I ですが、D〜F同様に、同じ雰囲気の環境でまとめらえています。
視聴器コーナーと視力測定コーナーとの境に、縦格子のパーティションを設置してシースルー感を出しているのが良いですね!

回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップの展開図4

最後の展開図、J~Lです。
ここは、ほとんどがオペレーションエリアなので、それほどの特別なことはしていません。ただ、清潔感を感じる空間づくりを目指しています。

ザックリいきましたが、図面がやや小さいのと、指示されている言葉表現も、もうひとつなのでこれから出てくるコーナ詳細図に期待してください。

最後に、このメガネショップ展開図に関して平面図同様、店舗環境としてとても良いお手本となりますので、しっかりお勉強してください。

以上で、回遊性を高める客導線と作業効率が抜群なメガネショップ〈環境編〉は終了です。
次回、什器図をお伝えします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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