長い間放っておいた『日本生まれのハイクラスなメンズスーツショップ《什器編》』を今回はお届けします。
まず、以下の什器のキープランからごらんください。
若干、指示が小さいように思います。
ゆっくりで良いですから、什器位置を確認しながら進めてください。
O 什器｜ガラス天板付きハンガーバー
スーツ売り場によく似合う一般的なハンガーバー什器です。いわば、ボリューム什器です。
基本的には、店舗環境デザインがベーストなりますので、木調を基本として整理します。
金物に関しては、木調によく似合うニッケルサテンを用いるようにしました。
シンプルでシャープな感覚は、売り場によくマッチし多様に感じます。
機能面も考えましたが、所詮吊り物スーツか、ジャケットですからそれほど変化は付けない方が良いと思われます。
このような売り場の什器は、目立たず、凝らず、ただシンプルさを如何に表現できるかが勝負です。
P 什器｜メンズアクセサリー
アクセサリーと言っても、メンズではしれています。ここでもシンプルさは守るようにしました！
オープンタイプの棚什器に商品の区分けをするために、浅めのボックスを規則正しく並べただけなのです。
MD内容は明確で無かったので、このボックスに、そうですうね？ ネクタイやカフスボタンなどをおくのでしょう。
この什器についても造りは、前述した仕様で仕上げました。
尚、下部にストック用の引き出しを付けていますが、この機能もごく一般的です。
Q 什器｜VMD演出装置
40年前に、VMD装置としてレディースの売り場でもよく使われた什器のひとつです。
この什器と、着想感のあるボディーやマネキンを設置すれば、必ず商品が売れた時代の什器です。
現在（2022年）でも、売り場で活躍しています。
造りは全て、同仕様です。
ていうか、変化を付けない方が得策なんです。（いたずらでベースにテーパー面を付けました）
R 什器｜サービスカウンター
こちらも意匠は凝ることはしていません。
唯一、考えたのはトップに、ガラスショーケースを設けたことです。
これについては、お客様の『ついで買い』を狙うためです。以外と効果有り！
その他は、機能一点張りでした。
S 什器｜サービスカウンター
R什器と全く同じ考え方で作図しました。
こちらは、オープンスペースは無く、コンセント類などもありません。
ただ、３Pコンセントは、百貨店特有のつなぎ（コードの繋ぎ）なので必須です。
U 什器｜モニタースタンド
この手の什器も良く描いた記憶があります。
俗に言う、『モニタースタンド』ですが、最近では見ませんね！
きっと、管理面を含め大変なのでしょう。それにモニターに流すコンテンツも豊富では無くなったようにも感じます。（邪魔？）
しかし、言っておきたいことは、このような図面は最近見ない分、「描いて」なんて言われてもすぐの対応はって思います。
ですから、この際に覚えるべきことなんではって感じます！
T 什器｜スタンドサイン
最後の什器となりますが、什器と言うより備品にカテゴライズされると感じます。
これについては、メーカーが備品業者さんに一括発注なので、私は作図していません。
しかし、綺麗なフォルムのサインスタンドです。（これは真似る価値あり！）
以上となりますが、長々とおつきあいありがとうございます。
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