レンタルスタジオの店舗作図集〈造作図・什器図編〉

先回に引き続き、今回は、『一般的なレンタルスタジオの作図集〈造作図・什器図編〉』を説明していきますので、しっかり勉強してください。

その前に、復習を兼ねて先回の環境図編を確認しておきましょう。今回は、造作図と什器図ですから、こちらの説明が済めば、残すところ建具図のみとなります。

（建具図が残ってますが編集中のため、後日お知らせします）

先回の復習と什器指示図

復習が終えたところで、今回紹介する造作図カ所と什器図の位置を示した指示図を以下に設けましたので、確認願います。

指示番号をピンクで表示していますので、順番に読みとってください。説明は、順を追って説明していきます。

① 壁面造作図と事務所出入り口用建具図

① 壁面造作什器です。
見ての通り面取ったパネル(木製)を、壁面全面に貼りました。ナチュラルカラーでの仕上げとしましたので、それほど煩くはなりませんでした。

たの空間がこれと言ったデザインを施していないので、一点豪華主義で、このような「だまし絵」のような見え方感を望んだんです。

そして、収納用の建具を４枚、事務所出入り口用として，１枚の建具を取付けました。以下に詳細図も載せてますので、ご覧あれ！

これについては、左の詳細図が、a 詳細図、右の作図が b,c 詳細図となります。図面精度は、非常に良いのでゆっくりでいいですから、じっくり読みとりご自分のモノとしてください。より詳しくは、別サイトで追ってお知らせします。

② レジカウンターの三面図と各断面図

極々一般的であり、汎用性のあるレジカウンターです。これと言ったことはしていません。

ただ、接客は着席した状態での対応ですから、若干テーブルトップの高さが、他のレジカウンターと差異があるかもしれません。

ただ、レジ隠しのためにフロントにパネルをたてた程度です。

③ 接客カウンターの三面図と各断面図

これこそ、簡単な三面図です。特記することは全くありません。しっかり図面を読み込めばすぐにでも理解出来ます。

ここで言うことがあれば、前述の ② レジカウンターと縮尺を変えて描いているところですかね。作図っていうものは、図面を出来るだけ見やすくす描くことが肝心です。

この辺りは、経験を積めば理解できるでしょう。このサイトでも、各図面を見ていけば分かることです。

④ 壁面埋め込み型ショーケース_01

④ 壁面埋め込み型ショーケース_01の三面図とその断面図。その下が、それぞれの詳細図となります。詳細図というか施工図といった方が良いかな。

この物件の１Fフロアは、あまりスペースがありません。そこに単体のショーケースの設置をすると、出っ張りというか、凹凸が見え、すっきりしないと感じ、ショーケース、後に出てくる自動販売機などは、全て埋め込み式としました。

こちらの作図もほぼ完璧に描かれてますので、時間をかけて読みとっていただき、理解してもらえれば、描いた方も幸せです。ポイントは、ガラス引き戸でしょう。

⑤ 壁面埋め込み型ショーケース_02

一見で、前述の埋め込み型ショーケース_01との違いを、探し当てれば、あなたは、既にPro！

違いと言えば、店舗環境が変化したことから、このショーケースには、四方に額縁を付けて見ました。ですから、その他、違ったところはワイド寸法程度で、後は全くありません。

ここでも、前述と同じくポイントは、ガラス引き戸でしょう。この納めを覚えれば、ショーケースの作図は問題なく進められるでしょう。

この件についても、別サイトで紹介するつもりです。お楽しみに！

⑥ 壁面ニッチ什器

変化のない壁面にこのニッチを設けるだけで、空間が締まり、まとまります。仕上げについても、壁面と同素材とし、間接照明を付ければ、完璧な空間が生まれます。

最近のマンションやホテルなどにもよく見られるスペースです。ローコスト＆ハイパフォーマンスといっても過言ではないでしょう。

そこに置くものは、それぞれ違っていても、季節感を感じるモノ、そのショップのオーナーが好きなモノと何でもいいんです。個性が強ければ強いほどインパクトがあって、私はよいと感じます。

以下に、断面詳細図と部分詳細図を載せていますので、きっちり理解するようにしてください。

⑦ 壁面の自動販機設置場所

これについては、説明をするほどの内容ではありませんが、この店舗では必要な作図でしたので、載せておきました。

ちなみに、自販機のバックの仕上げは必要なかった感がありますね。まぁ、どのサイズの自販機が来るかは設計中不明でしたので、取りあえずこうしておいた次第です。

後は、現場主義で進めてもらえれば良いと考えました。なきかあれば、連絡があったはずですが、どうも無かったような気もします。（遠い昔なので記憶が……………。）

ということで、『一般的なレンタルスタジオの作図集』は、これで終了です。しかし、はじめにもお知られましたように、建具図が残っているのを忘れていました、

お盆の間に、処理しようと考えてますが、確信は持てません。いずれにせよ、必要な図面なので、必ず掲載することを約束して、終わります。

長々とお付き合いありがとうございました。読書の方が一日も早く、一人前の図面屋になることを祈ってます。

お願い致します！
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