歪な駆体に頭を悩まされたトラベルショップ、〈Part_2〉です。
環境図を中心にご紹介した〈Part_1〉は、こちらをごらんください。
⇒ 歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップ〈Part_1〉
内部に照明を組み込んだ意匠柱詳細図
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップの意匠柱詳細図1](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-pillardetail1.jpg)
D展開図に見える、3本の意匠柱の説明です。環境柱では、よく使う仕掛けです。
柱だけを抜粋して、三面図を作成しました。
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップの意匠柱詳細図2](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-pillardetail2.jpg)
内部に照明を取り付けることで、柱が浮き上がるように見えます。
アイキャッチャー要素で、お店の訴求には効果があります。
では、行灯部の詳細図です。
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップの意匠柱詳細図3](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-pillardetail3.jpg)
柱巻きとフィッティングルーム詳細図
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップの柱フィッティングルーム詳細図](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-pillarfitting1.jpg)
A展開図とC展開図にある、柱巻きとフィッティングルームの詳細図です。
壁面システムは先回ご紹介した「ワン・バイ・ワン」の横スリットシステムです。
柱も、内部照明付きで意匠柱と同様の仕様がなされています。
この柱にはシャッターが2面に絡んでいて、その内1面は殆ど何も意匠や機能を付ける事ができなくなっています。 通路面でないところが、唯一の救いですね。
柱とフィッティングルームを抱き合わす方法は百貨店の中央区画では多く使われ、ディスレプレー演出が可能となっています。
しかし、大きな壁をつくってしまって売場内への視認性を下げてしまう恐れもあるので注意して下さい。
では、フィッティングルーム内部の展開図です。
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップのフィッティングルーム詳細図](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-fittingroom.jpg)
建具の部分詳細図も描いています。参考にしてください。
トラベルグッズを演出するグリット什器
![歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップのグリット什器](https://xn--lcs47jup5d.com/wp-content/uploads/2021/04/travel001-furniture.jpg)
フィッティングルーム横に設置した、グリット什器の姿図です。
J展開図で表現されています。
各グリット上部にミニダウンライトを取り付けているのですが、熱抜き開口を設ける事を忘れないで下さい。 分かりやすいように平面図を添付しました。
この平面図を見てもらうと中央のグリット什器の背面が造作壁なので熱抜きは什器裏面に設ければ問題ありません。
ただ問題は左右の2台で、行灯サインからの配線開口を熱抜きと兼用する方法が妥当かもしれませんね。
この場合、妻板内もどこかを貫通する必要があります。
また、底板にアジャスターが取り付けています。ただ、自立させるには奥行きが若干狭いので、フィッティングルーム側で固定する必要がありますね。
歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップの図面事例は、これで終了します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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