今回も、『イートインスタイルの飲食テナントの作図事例』をお届けします。

今回は、焼き肉で有名な『たむら』さんのイートインスタイルの店舗です。

焼き肉屋さんのこのスペース的には、ちょっときつい気もします。

しかし、そこは有名なので人気はそれなりにあったようです。それではまず、その位置関係を探ってみましょう。

飲食テナント②_平面図

この平面図を見ていると、ここでは焼き肉を「焼いて食べる」ことはまず考えられません。恐らく、定食スタイルでのサーブでしょう。

客席数は、7席とかなり少ない構成です。これでは効率はかなり低いと思います。弁当などのサービスもあったとうにも思えます。

レイアウトは、お客様優先というより従業員の動きを考えて造られたようにも感じますが、このスペースで、焼き肉は厳しい!

飲食テナント②_平面図天井計画

特記することは、ありませんが、カウンター上部に重点照明を付けているのは良いですね。

参考程度で、図面を読み取ってください。

飲食テナント②_防水区画

厨房内の防水区画図ですが、これについても先回お伝えしたことと差異はありません。

レイアウトが違う程度で機能的には同仕様です。グリスストラップが、やや大きいような気がします。

飲食テナント②_展開図

やはり、展開図を見て「店」なんだって感じますが如何でしょう。ここでもハイカウンターを設置しています。

厨房内がどうしてもフロアラインから上がるので仕方が無いことです。ですから、あまり落ち着き感は無いですね。

まるで、焼き肉ファストフード店って感じで、これも有りだと考えますが、私的には落ち着いて食したいものです。

飲食テナント②_各断面図

この断面図を見れば、前述したことが理解出来ますね。ブロック2〜3積めば、当然ハイカウンターで対処しなきゃ無理なんです。

尚、この断面図は、先日書き換えたので、精度はかなり高い図面です。しっかり覚えて自分のものにしてください。

飲食テナント②_レジカウンター&ショーケース

上の二枚の図面は、ショーケースを設けたレジカウンター図です。狭いスペースでふたつの機能を設けるのは、作図的にも悩みどころは多かったようです。

これも図面屋さんの腕の見せ所です。何とか納まったようですが、書いた本人の苦労は私も感じます。

最後に、『イートインスタイルの飲食テナントの作図事例』は、そのほとんどが、同じような図面となりますので、各店舗を比較すると言うより、厨房内の断面図をしっかり覚えておいてください。

全て、書き換えて精度アップを図ってますから、きっとあなたの役に立つと考えます。また、初心者の方にはきつい図面となりますが、近い将来には、これを描く日が必ず来ます。

頑張って覚えるよう!期待してます。

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