先回の『粉もん&鉄板焼き専門の居酒屋店-Part1〈環境図〉』は、ご理解なさいましたか?それほどの内容では無かったので、問題なく進めたと感じます。
さて、今回もその続きで、建具図などを進めていきます。飲食店と言うことで、エントランス以外にも店内には、多くの建具があります
そのひとつひとつご説明していきますが、この時点での図面は実施図ですから、細かな詳細図までは至っていませんので、ご容赦を!追って詳細図については、仲間内のサイトで投稿してもらおうと考えてます。
今しばらくお待ちください!
それでは、進める前に先回の記事を再確認した頂こうと思いますので、以下サイトからお入りを!
尚、必要が無ければ、このまま建具指示図をご覧ください。
今回から飲食店の店舗図面集をお届けします。竣工は20年前で、主に粉もんと鉄板焼きを主体とした居酒屋です。 最近はコロナ渦で飲食店も大変と聞きますがこの時期は、夜な夜なの飲めや歌えやの世界が広がり、私も主人とよく吞みにに言 …
Ⓐ エントランスの昭和ムードの建具
ショップファサードエントランスの建具図ですが、なんとも言えないムードで『昭和』って感じが漂います。このお店のデザインテーマにもなっています。
この引き戸を開ければ、昔懐かしい空間が広がって賑々しいあの時代に帰れそうです。今の若者にはちょっと理解に苦しみそうですが、団欒って言葉ぐらいは知っているでしょう。
そんな昭和ムードを感じる引き戸のつくりと言えば、木工下地でオイルステンを塗りクリアラッカーで仕上げています。
ただ、外装の一部ですから、t=5mmのクリアガラスには抵抗を感じますが、ここ飛散防止シートを貼っておいた方が得策でですが、やはり、スチールかアルミ素材で製作した方が良かったと反省しています。
Ⓑ 個室への建具にも懐かしさを感じます
店内の引き戸は全て、デザインテーマの『昭和』をイメージしています。こちらの個室出入り口の引き戸も同様です。ですから、造りと納めは前述のエントランスと同じです。
新に発見があるならば、昭和のムードを感じる庇を施したのと、視線を遮るために引き戸上部のクリアガラスの一部にタペストリーシートを貼ってみました。
ここにも、飛散防止シートは必須ですね。やはり、居酒屋ですから何が起こるか分かりません。安全性を考えた結果です。
Ⓒ 間仕切り用の可動引き戸
こちらの間仕切り用の可動引き戸も、ワイド違いはありますが、前述した仕様と納めは同じです。これがあることで、大人数での使用でも対応可能なってます。
再度、平面図で確認してください。今では多くの店がこのような機能を備えてます。言ってみれば当たり前の機能ですね!
Ⓓ トイレの建具/小窓のカタチ・男女の文字に懐かしさが!
極々普通の開き戸ですが、小窓を付けることにしました。何だか良い感じでしょ!昔、私が暮らした父の実家には、これと同じ建具がありました。但し、男女の文字はありません。(笑)
この文字も、銭湯などにあるようなフォントです。文字をいただけで嬉しくなる年代の人には受けました。そういう時代でしたからねって、私一人で喜んでいるみたいですね!(ご容赦を)
造りは、木口25mmの枠+30mm厚の建具で、仕上げは、木工下地+オイルステン塗り+クリアラッカーです。
付け足しになりますが、以下の建具図スタッフルームのもので、仕様は上のトイレの建具と同じものです。
違いは、サイズを小窓が無い程度です。納まりも同じです。
どちらの建具にも、表示錠つきのレーバーハンドルを付けています。位置は、個室の右側にありますので、平面図で確認願います。
以下に上記の『トイレの開き戸』の詳細図がありますので、参考にしてください!
建具に小窓ってところが雰囲気あるね 昔懐かしい空間って、我々昭和生まれでなくても和みます。何でだろうと考えるとよく分かりませんが、カタチ?、色合い?、そうです雰囲気ですかね! そんなところで、以下作図は、ある粉もん鉄板焼 …
Ⓔ ストックルームの引き戸
それでは最後の建具図ですが、トイレ位置の後方にあるストックルームの建具です。引き戸としても一般的な建具でとても汎用性があります。
納め、造りも前述した建具と同じであって、特に大きな違いは無いでしょう。反省点があるならば、出入りが激しストックルームですねで、こちらにも小窓を付ければ良かったと思います。
というのも、トイレのそばにあるので、お客様との衝突をとも考えたのです。竣工後のクレームはありませんでしたが、ちょっと気を使う場所でもありますから……………。
後は、出入りが多いことからここは、ソフトクローズ用のレールを付けるべきだったかもしれません。自動で締まるレールのことです。病院などで見られます。
以上ですが何かあれば、お問い合わせください。ありがとうございました。
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