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粉もん&鉄板焼き専門の居酒屋店-Part2〈建具図〉

先回の『粉もん&鉄板焼き専門の居酒屋店-Part1〈環境図〉』は、ご理解なさいましたか?それほどの内容では無かったので、問題なく進めたと感じます。

さて、今回もその続きで、建具図などを進めていきます。飲食店と言うことで、エントランス以外にも店内には、多くの建具があります

そのひとつひとつご説明していきますが、この時点での図面は実施図ですから、細かな詳細図までは至っていませんので、ご容赦を!追って詳細図については、仲間内のサイトで投稿してもらおうと考えてます。

今しばらくお待ちください!

それでは、進める前に先回の記事を再確認した頂こうと思いますので、以下サイトからお入りを!
尚、必要が無ければ、このまま建具指示図をご覧ください。

Ⓐ エントランスの昭和ムードの建具

エントランス引き戸

ショップファサードエントランスの建具図ですが、なんとも言えないムードで『昭和』って感じが漂います。このお店のデザインテーマにもなっています。

この引き戸を開ければ、昔懐かしい空間が広がって賑々しいあの時代に帰れそうです。今の若者にはちょっと理解に苦しみそうですが、団欒って言葉ぐらいは知っているでしょう。

そんな昭和ムードを感じる引き戸のつくりと言えば、木工下地でオイルステンを塗りクリアラッカーで仕上げています。

ただ、外装の一部ですから、t=5mmのクリアガラスには抵抗を感じますが、ここ飛散防止シートを貼っておいた方が得策でですが、やはり、スチールかアルミ素材で製作した方が良かったと反省しています。

Ⓑ 個室への建具にも懐かしさを感じます

個室内間仕切り

店内の引き戸は全て、デザインテーマの『昭和』をイメージしています。こちらの個室出入り口の引き戸も同様です。ですから、造りと納めは前述のエントランスと同じです。

新に発見があるならば、昭和のムードを感じる庇を施したのと、視線を遮るために引き戸上部のクリアガラスの一部にタペストリーシートを貼ってみました。

ここにも、飛散防止シートは必須ですね。やはり、居酒屋ですから何が起こるか分かりません。安全性を考えた結果です。

Ⓒ 間仕切り用の可動引き戸

間仕切り用の可動引き戸

こちらの間仕切り用の可動引き戸も、ワイド違いはありますが、前述した仕様と納めは同じです。これがあることで、大人数での使用でも対応可能なってます。

再度、平面図で確認してください。今では多くの店がこのような機能を備えてます。言ってみれば当たり前の機能ですね!

Ⓓ トイレの建具/小窓のカタチ・男女の文字に懐かしさが!

トイレの建具

極々普通の開き戸ですが、小窓を付けることにしました。何だか良い感じでしょ!昔、私が暮らした父の実家には、これと同じ建具がありました。但し、男女の文字はありません。(笑)

この文字も、銭湯などにあるようなフォントです。文字をいただけで嬉しくなる年代の人には受けました。そういう時代でしたからねって、私一人で喜んでいるみたいですね!(ご容赦を)

造りは、木口25mmの枠+30mm厚の建具で、仕上げは、木工下地+オイルステン塗り+クリアラッカーです。

付け足しになりますが、以下の建具図スタッフルームのもので、仕様は上のトイレの建具と同じものです。
違いは、サイズを小窓が無い程度です。納まりも同じです。

どちらの建具にも、表示錠つきのレーバーハンドルを付けています。位置は、個室の右側にありますので、平面図で確認願います。

更衣室建具

以下に上記の『トイレの開き戸』の詳細図がありますので、参考にしてください!

Ⓔ ストックルームの引き戸

ストックルーム建具詳細図

それでは最後の建具図ですが、トイレ位置の後方にあるストックルームの建具です。引き戸としても一般的な建具でとても汎用性があります。

納め、造りも前述した建具と同じであって、特に大きな違いは無いでしょう。反省点があるならば、出入りが激しストックルームですねで、こちらにも小窓を付ければ良かったと思います。

というのも、トイレのそばにあるので、お客様との衝突をとも考えたのです。竣工後のクレームはありませんでしたが、ちょっと気を使う場所でもありますから……………。

後は、出入りが多いことからここは、ソフトクローズ用のレールを付けるべきだったかもしれません。自動で締まるレールのことです。病院などで見られます。

以上ですが何かあれば、お問い合わせください。ありがとうございました。

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