
什器指示図/①〜④

今回紹介するのは、コスメショップの店舗環境を構成する什器図面です。
売場を見渡すと、壁面什器、接客カウンター、ディスプレー什器、プロモーション什器など、数多くの什器が配置されています。
このコスメショップでは、同じように見える什器が多く、上部で商品を見せ、下部にストックを収納するといった基本的な機能も共通しています。
しかし、図面を細かく見ていくと、設置する場所や売場での役割によって、それぞれのフォルムや使い方には違いがあります。
トップ画像では、什器指示図に記された①〜⑨の什器(主には壁面什器)がありま。今回は、①〜④の什器のそれぞれの特徴を見ていきましょう。
尚、紙面の都合で。⑤〜⑨は、次回にお見せすることにしました。
①什器/可動棚と下部収納を組み合わせた壁面什器

壁面を広く使った基本となる壁面什器(陳列什器)となります。このようなカテゴリーのショップでは、ほぼこういったスタイルで展開しているようです。
配置としては、売場左側の壁面に沿って設置された什器です。上部には可動棚を設け、商品サイズや陳列内容に合わせて棚位置を変更できる構成としています。
下部には、扉付きの収納を設け、販売商品や備品などを表から見せずに納めることができます。
この什器で注目したいのは、単品什器というより壁面全体の構成に組み込まれている点です。(設置型壁面什器)
正面図だけではシンプルに見えますが、断面図では棚の奥行きや下部収納、壁面との取り合いまで細かく描かれています。
今回の売場では、壁面陳列の基本となる什器と言えるでしょう。
② 什器/陳列と収納をまとめた単品型の壁面什器

必要な機能をひとつの什器にまとめる!
②什器も①什器と機能は全く同じで、上部を商品陳列、下部を収納とした壁面什器です。
ただ、隣の店舗が隣接するため什器高を1350mmといています。
百貨店などによく見られる高さ規制です。
そのため、①什器が壁面全体に連続する構成なのに対して、②什器は一定の幅の中で機能を完結させた単品什器としてまとめられています。
必要な場所に単体で配置しやすく、商品陳列とストックの機能をひとつの什器にまとめている点が特徴です。
同じ壁面什器であっても、売場全体を構成する①什器と、ひとつのユニットとして扱える②什器では、その役割が少し異なりますね。
③ 什器/コンパクトにまとめた単品型の壁面什器

限られた壁面寸法に対応する小型タイプ
③什器は、②什器と基本的な構成を共通としていますが、さらに間口を絞ったコンパクトな壁面什器です。
上部に商品陳列、下部に収納という機能は変わりませんが、売場の限られた壁面寸法に合わせて小さくまとめられています。
店舗設計では、同じ機能を持つ什器でも、設置場所によって幅や形状を変えることはよくあります。
③什器は、その一例で、単純なサイズ違いに見えても、売場の空いた寸法を有効に使うために調整された什器と見ることができます。
④ カウンター横に設けた収納主体の壁面什器

接客まわりを支える収納スペース
④什器は、店舗奥の接客カウンター横に設置された壁面什器です。
①〜③什器が商品陳列を主体としていたのに対し、こちらは収納機能を強く持たせています。
正面には、扉付き収納を設け、カウンターまわりで必要となる商品や備品をまとめて納められる構成です。
カウンターに近接しているため、接客まわりの収納として使いやすい配置になっています。
商品を見せるための什器というより、接客を裏側から支える什器として考えると、この図面の役割が分かりやすくなります。
まとめ
今回は、ココまでとしますが、あまり面白くは無かったと感じます。
コスメショップでは、棚機能が全てを支えます。
商品もかなり小さな品ばかりなので、陳列の方法も一定化します。
見せ場と言えば、空間、サイン。そして、プロモーションスペースとコンサルティングです。
次回では、その種似合った什器もありますので、楽しみにしておいてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
尚、このショップの環境設計については以下を参照ください!
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今回は、カウンセリングコーナーを併設したコスメショップの店舗環境図面をご紹介します。 コスメショップでは、商品を見せるための陳列スペースだけでなく、実際に商品を試すテスター台やプロモーションスペース、スタッフによる接客を …
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