アクセサリーショップ 什器ポイントは照明の使い方

今回は、『婦人アクセサリーショップ作図集』の最終に当たるのは、アクセショップで活躍する什器群の紹介となります。

アクセサリー什器は、その他の什器(アパレルなど)とちょっと違った考え方をしています。それは、照明器具を使った什器が多いことです。

何故か!

それは、高級品=アクセサリーという考え方がって、そこには必ず高級さに関わる要素が必要だからです。

その要素とは什器に仕込まれた照明器具とその施し内容が重要となってくるのです。

ですから、その辺りをしっかり理解することで、アクセサリーショップ系の店舗を把握できると思うので、しっかり覚えておいてください。

添付している以下の平面図で、什器の位置関係を照らし合わせながら見ていってください。

① ファサードのショーケース付きVP什器

天板に演出照明を取り付けることによりお客様の目を引き、什器への寄りつきが容易になると思われるアイキャッチャー的な什器です。

上の作図は、三面図と平面詳細図、下は各断面詳細図を示しています。

作図がやや小さいので観にくい点はありますが、しっかり把握してください。

注意することは、天板がガラスなので、飛散防止シートを貼ることをおすすめします。

なお、この什器にいては再度チェックの上製作図としてご紹介しますので、今しばらくお待ち下さい。

この什器には照明器具ははいっていません

尚、以下サイトにより詳しい情報があります。興味のある方は、是非お立ち寄りください。

② 天板に演出照明を取り込んだビッグテーブル

店内オープンテーブルです。

ガラストップで構成した木製ボックスがテーブルとなり、その内部底板に演出照明を仕込んだ魅力的なテーブルですの

ガラストップ上には、下からの光でアクセサリーの様々な表情は、お客様を魅了することになるでしょう。

什器高は、750mmとなっていて、誰にでも商品を見やすく触りやすい高さに設定されています。

高さが均一して変化が無いと思われるなら、先回、壁面トレー付きのガラスショーケースでの参考事例のトーメイアクリルなどで変化を付けても良いと考えます。

以下の作図は、上が部分詳細図となり、その下は什器のそれぞれの断面詳細図となっています。これについても、もう少し内容を詰めたものをお届けします。

しっかりした断面図を描くのは容易いことではありませんが、日々の積み重ねで十分あなたのも描けますので、当サイトでしっかり勉強してください。

それでは次に進みます。

③ ケーキケースをアイデアとしたビッグショーケース

大型のショーケースで、私などはケーキショップのショーケースを思い出しますが、読者の方もこういった什器をご覧になった記憶はおありでしょうか。

開閉のガラスをスライドさせることで商品の出し入れを行います。

レール等の納まりはちょっと複雑ですが、什器自体の出来映えはとても感じのいいものとなりました。

天板下部に什器②のような、演出照明設置があればもっとよかったのですが、後付けという考え方もあったのでは・・・・?

ここには、ガラスケース内奥からの照明を施しているようですが、どっちが良いのか判断に苦しみます。

実施図を描いていると、基本図からの変更やらでよく問題が生じます。

以下はガラスケースの断面詳細図と部分詳細図です。

ショーケース内に照明を設置して商品をよりよく見せることとなったようです。

販売員さんには日々の中で、このスライドガラス扉を開ける楽しさを感じてもらいたいものですが…..。

④ アクセセサりーショップでお似合いのサービスカウンター

店内のサービスカウンター什器です。

トップにガラスを落とし込んでいるのが、このカウンターのミソです。

ここではショーケースの機能はありませんが、ショップイメージの統一でカウンタートップもガラスを使用したそうです。

ただ、かなり狭いスペースですが、イメージアップになる商品を入れて置くのでしょう。

入れ替えは、大変なので頻繁には変えることは、難しいと感じますが、ガラスの落とし込みを外せば可能かも。ちょっとやっかいかな!

⑤ 高効率を考えたレジエリア

店内奥のレジカウンターです。

天袋も設置し、クライアントの要望する機能も入れらえて大変高効率なレジスペースです。

あとから思ったことですが、天袋の扉は2枚にした方が使い勝手はよかったと考えます。

後記として

図面を描き終わってからよく思うことは、「ああすればよかった。こうすればよかった」ということです。

納期が間に合えば私はできる限りいいものを考えるようにしています。ただ、図面納期がいちばん大切なので神経は使います!

お洒落なアクセショップの投稿はこれで最終となりますが、いかがでしたか>?

何かあればお問い合わせください。

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