はじめに!
今回から、ロードサイド展開している飲食チェーンの居酒屋の店舗事例をご紹介します。
最近は、この店とんと見なくなりましたが、存在するかは疑問です。
設計した頃は、確か20年前と記憶します。
当時はこのような居酒屋も『個室』を売り物にしていたと思います。
以下はもうは時代は変化して、このようなスタイルはどうかと考えます。
しかし、店舗としてスタディーする価値があると感じ、皆さんと共有したいと考えました。
是非、お役に立ててください。
計算された平面計画は凄かった!
まず、エンタランスは図面左下にあります。
入ってすぐ石貼りの床ああり、図面向かって左には、6人席の座敷部屋が2ヵ所あります。
奥にはトイレが男女用のスペースとなります。言ってみれば屋外の「庭」イメージしています。
次に、入って奥に進むと左手はカウンター席(二人用)4スペースあります。
主にカップルを対象にしたスペースとなります。
残りは、入ってすぐ右に特別室を設け、その奥は宴会も楽しめる大きな空間があります。
ただ、仕切りをつけることで、席割りは可能となっています。
当時は、このスタイルの店をかなり設計しました。流行スタイルです。
アイデアとしては良かったかもしれません。
あっ!忘れてましたが、店舗奥にちょっと中途半端なベンチ席が2ヵ所あります。
平面計画はザックとこんな感じですが、一度じっくり読み取ってみても良いでしょう。
的を得た天井計画は照度の変化
それでは、天井計画について少々、お伝えします。
まず、各ソーンというか空間(座敷室、宴会スペース、ベンチ席)の照度に変化をつけたように記憶します。
例えば、特別室、座敷部屋などは若干照明を暗くしてゆっくり寛ぐ空間を造りました。
それとは逆に宴会スペースや、カウンタ席などは、明るく活気のある空間の考えました。
まぁ、このスペースは個室と言いつつ通路からの照明もあるので、おのづ明るくなってました。
照明関係はあまり時で無いので専門家にお願いしました。
ただ、こちらの気持ちは伝えたようにも思えます。
いずれにせよ、良いムードの空間が出来たと感じました。
以下は照明器具リストですので、参考にしてください。
床計画と厨房区画図
上の図面は、床計画を表現しています。
仕上げは平面図に表記していますが、マテリアル表の資料は紛失してありません。(ご容赦を!)
後、この図面を作ったのは床の高低差が多いので、スタッフの確認用にも役だ立ちました。
なんせ、こういった業態は床の変化が多いのです。
花マークは、実施設計において通路幅やその他の空間(巾)などの確認用として作りました。
要は、懸念材料です。
最後は、厨房区画とは言ってますが、建て付け図といって言わば「墨出し図」です。
これを作らなきゃ。現場に入れませんから、とても重要な図面となります。
描いたからと言って、それですんなりとは行かず、最終的には現場での確認になります。
その後、仮に現場と「墨出し図」が違っていれば、作図修正に入ります。
毎回、同じようなことです。
以上です。
長々としたお付き合いありがとうございます。
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