基本的な機能が網羅されたメガネショップの図面事例〈Part-2〉です。
〈Part-1〉をまだお読みになっていない方は、こちらをごらんください。
⇒ 基本的な機能が網羅されたメガネショップの図面事例〈Part-1〉
壁面造作の姿図と断面詳細図1
壁面コーナーの姿図です。
平面図、左壁面になります。
平面図と展開図を拡大して、詳細指示をプロットしていきました。これで平面と展開がより理解しやすいと感じます。
断面詳細図は、この程度まで拡大するのをおすすめします。
本来は別図で描きますが、簡潔にしたいとクライアント側から要望があり、このようにしました。
今の私にとって、考えられませんがね……….。
この図面は、ごちゃごちゃしすぎで見にくい図面になっています。
コーナー図として、この図面にある平面図と展開図2面、そしてファサードから見た側面図を追加した図面が1枚。断面図と詳細図は、別紙に分けるのがベストな描き方です。
断面図を見て感じることは、商品を展示販売する方法は基本的には変わっていない事です。
現在主流のメガネショップでも、基本的には同じです。
10年前のこの機能でも、十分通用するものがあります。
壁面造作の姿図と断面詳細図2
先ほどの記事、壁面詳細図1の対面に位置するもうひとつの壁面詳細図です。
こちらでは、ヤング・キッズのメガネを陳列しています。
位置関係は、平面図でご確認ください。
⇒ 基本的な機能が網羅されたメガネショップの平面図
最初は陳列している商品の差別化をするために、壁面のクロスや什器の色替えをする話が出ていたのです。
しかし、店内のイメージを統一することと、ディスプレイを変える可能性もあるのため、同色でまとめることになりました。
尚、商品が少し小さいため可動棚のガラス棚を増やしたことと、地袋をストッカーにしています。
聴力検査室の拡大展開図と断面詳細図
メガネショップにの品揃えには、補聴器もあります。そのために必要なエリアです。
間取りと機能について、特に記すことはありません。
遮音の詳細図だけは、しっかり理解することをおすすめします。
一部転用の什器も使用しますが、新規什器の仕上げは木下地の化粧板で指示しました。
加工室の拡大展開図と断面詳細図
聴力検査室でもお伝えしたように、このエリアも機能が優先します。
メガネの加工や調整がスムーズに行えるスペースがあれば、問題ないでしょう。
柱の出っ張りが少々気にはなりますが、こればっかりは取り払うことができないため、このようなレイアウトになりました。
シースルー感のあるガラススクリーンから店内の様子が見えるので、加工中でもお客様の動きがわかり対応もスムーズに行えます。
検眼室の拡大展開図と断面詳細図
メガネショップの図面事例、最後は検眼室エリアです。
どこの店舗を見ても、デザインこそ変わってもこのエリアの機能はほぼ同じと考えられます。
こちらも新規壁面家具什器は、木下地の化粧板です。
使いやすいレイアウトになっていると感じます。
聴覚検査室にも同じことが言えますが、各エリアには検査するためのテーブルと椅子がレイアウトされています。
転用什器になるのですが、破線で表現したほうが親切ですね。
図面は、正確に描けることが第一ですが、気配りも大切です。
以上で、メガネショップの図面事例を終了します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
応援お願い致します!
↓ ↓ ↓
デザインランキング