今回は、男子、特に喫煙者には人気のZippoショップのご紹介です。大阪のロフトにアンテナショップとしてオープンしました。
しかし、残念なことに今現在では存在しません。テナント移動の激しい1Fの展開だけに売り上げが見込まないテナントは、撤収か売場移動となります。
まあ、施設側では当たり前のことで、百貨店なども売場の活性化のために、頻繁とは言いませんが少なくないのが過去からの習わしのようなルールが有ります。
こに時期に、同時では無いものの博多、神戸のロフトに同じような計画があったことを覚えています。
壁面を活かした平面プラン
このショップは主にジッポーが中心のライターの売場です。扱う商品が比較的小さく、また高価なものなのでレイアウトにショーケースを配置しました。
そして売場面積が4坪程度の小さいショップのため、店頭演出は、シンプルなショーケースを2台置き、壁面をしっかり魅せることで効率をあげることを考えました。
また、ショップの位置が施設の出入り口付近となることで、デッドゾーンが発生しました。(平面図の左側)
しかし、設計する私にとっては逆に好都合でした。現場調査の時点で、すぐにレジ機能は、ここにしようなんて思いました。
ただ、ありきたりのレジエリアだと面白みも欠けるので、レジバックにジッポーの制作動画をモニターで流すようにしました。
これにより、Zippoの認知度を高めつつ演出も出来るので本当に好都合でした。ここまで決まれば後のレイアウトは簡単です。
悩みは、狭い売り場でお客様を以下に長く滞在してもらえるかが最も重要です。
結果、発想を変えて、通路にショップが貼りついている感覚。すなわち自然と出入りが出来るお気軽ショップ感覚で勝負してみました。
そして全体が一目でわかるクリアなショップの出来上がりとなりました。
前述した、通路面のショーケースと壁面の充実でほぼ完璧です。我ながら良い店を造ったって感じです。
魅せる壁面什器で充実感あふれる展開図
また、壁面上部には元々有った施設側のシステム壁。それを隠したいがために、既存スリットを利用してパネルを取り付けています。
ちょうど底目地加工した欄間のように見える状態になりました。これについては旨言って感じです。
欲を言えばチャンネル文字にして、より視認性を高くする事も出来たのですが、予算の都合上カルプサインになってしまいました。
ですから、照度を採るために壁面のショーケースにはそれぞれミニダウンライトを設置し、ケース内の商品が際立つよう心掛けました.
ショップのカラーリングについては、狭い売り場なので各什器の仕上げは、ナチュラルな木目だけにして統一感ある売場にしようと考えていました。
今回は天井伏せ図が有りません。基本照明は施設側での小路でしたので、設計も什器図のみとなってしまいました。
次回はその什器群をお目にかけます。純恵でした。
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