引き続き、ラーメン博物館_の各店舗ファサード意匠図面集のご紹介です。〈Part_1〉では本瓦屋根、今回は〈Part_2〉木工組染色屋根をご紹介します。
では、ゆっくりごらんください。
木工組染色屋根-その1
今回は、先回と違った店舗の顔が見えていますね。
この会場は「ラーメン博物館」だけあって、いろいろなファサードがありました。
屋根の仕様が違っても、全てが「和」のテイストで表現されています。デザインするときに、よい参考資料になると思われます。
是非、よいところは真似ってください。
デザインの基本は、「真似る」ことから始まります。多くのデザイナーさんも「真似る」ことから始めています。
あなたも、いろいろなデザイン要素の抽斗を持って素晴らしいデザイナー、図面屋さんになってください。
木工組染色屋根-その2
やはりこちらのファサードも「和」を基調としたものです。奇抜なものが、なかなか出てきませんね。
前回と同じような説明になって申し訳無いですが、仕上げは左上部に記していますので参考になさってください。
余談ですが、この格子組は個人的に結構好きですね。
木工組染色屋根-その3
街並みを感じるファサードですね。イメージは、かなり古い時代のものと感じ取れます。
この一連のラーメン博物館は、暫定利用のためにそれほど凝った造りは出来ませんでしたが、ここまで表現されれば立派なものと思います。
私は実施図面を携わりましたが、庇の収まりをしっかり勉強しました。
お金をもらって勉強だなんて、虫がよすぎますよね。(笑)
しかし、これが一番肝心なのです。
新しいものを手がけつつ、稼げるのが図面屋の特権かもしれません。
但し、しっかり下調べもしましたし、先行投資で書物も多く購入したことを覚えています。
木工組染色屋根-その4
このイメージ、ちょっと歌舞伎っぽいですね。この物件は、各店舗で好きなデザインしていたようです。
あとは、もちろん味で勝負です。
しかしまずは、お店に入ってもらうのはファサードのデザインですね。そこで、インパクトがあるものを考えていたようです。
テイストは同じようなもので統一して、あとは歴史を醸し出す小物関連で個性を出しています。
尚、このラーメン店のファサードがもう一面ありますので続きを御覧ください。
木工組染色屋根-その5
木工組染色屋根タイプのファサード意匠図面事は、これが最後の図面です。
この物件の苦労は、出来るだけ多くのファサードデザインを抽出することです。中には、似通ったモノもあるかとは思います。
全て同じものになってはいけないので、頭にある抽斗を多く使わなければならなかったですね。
やはり、普段からのアイデアをもっと蓄積しなければなりませんね。今でもそう思います。
では次回から、このラーメン博物館のファサードに使用されているディティールなどのご紹介です。
お楽しみに!
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