3回にわたってお届けした『カンファレンスルーム環境図』も、今回の詳細図&什器図で終了となります。

非物販の空間はめったに携わることはありませんが、これも店舗設計の一環として、年に4〜5物件はありました。

受付エリアのクローク

クロークなんて聞こえはいいですが、それほど大したことはせずコスパを考えて、描いてみました。シンプルな引き戸を付けただけにカタチです。

お客さんからは見えないので、この程度でいいのではとクライアントと打ち合わせた結果です。

作図は、ちょっとお粗末ですが、製作には口頭で説明して、細かいところは、お任せしました。なんせ、時間がなかった物件だったんですね。

ドリンクセルフカウンター

上の作図は、ご覧になればお分かりのように、カウンターの平面図と壁面を含む、展開図です。

壁面には、ドリンクサービスの説明、このカンファレンス空間に仕様事項。それに他のサービスも記載したメッセージボードとして取り付けました。

1カ所だけパントリーへのデシャップスペースを設けました。要は飲み終わったカップなどをセルフで処理していただくためのスペースとお考えください。

上の画像は、それぞれの断面詳細図を表しています。展開図に、マーキングしたカ所ですね。

ここは、しっかり理解することをお薦めします。図面精度も先ほどと違って、断面にはネタまで入っています。

木工の断面図は、この描き方を覚えてしまえば、他にも応用が可能かと感じます。

ボックス席の詳細図

カンファレンス空間の中にあって、ここだけは唯一、くつろげるスペースとなっています。ちょっとしたミーティングや雑談などで賑わうのもいいでしょう。

作図は、平面図と立面図(2面)となってます。縦格子のパーティションが良いでしょ!よく使う手です。

商業施設には、どこにでも出てくるパーティションなので、覚えておいてください。尚、壁面はフロス貼り分けとしました。変化を付けるためです。

ここでは、ソファの断面図を理解することが大切であり、店舗設計者には必須の断面図です。特に飲食などの設計をしている人には必要不可欠な断面図です。

壁面前のお一人様カウンター

このエリアは、黙々と何かを考えたり、読書をしたりで、言ってみればも勉強?エリアでもあります。

まあ、『お一人様カウンター』とでも言っておきましょう。壁面には、書物などを展示する予定でしたが、その後は不明です。

オペレーションに方が、好きなように演出してもらえれば良いのではないかと、当時は思っていました。

その他、植栽やビジュアルを設置してあげれば良いとも考えていました。

このカウンターの作図もしっかり覚えておくと将来役に立つかもしれませんね!最近のコーヒーチェーンのカウンターは、ほぼこれと同仕様かと!

光の変化で壁面に揺らぎを演出

これについては、ちょっとした遊びの空間であって、大意はありません。照度を落とした光源を波の動きに寝せれば良いと考えました。

評価については、いろいろありましたが、結果は良でしたかな?

機能を持たせたプランターボックス

よく目にするプランターボックスですが、ここにある機能を持たせました。それは、透明アクリルでボックスをサイド面に取り付けました。

様々なパンフや案内状をここに置いてやれば、より多くのコミュニティーが、このカンファレンス空間に生まれます。そして、ある意味、賑わいのある空間となり、多目的な活用価値も生まれてきます。

この作図も、汎用性がありますので、是非真似って自分のモノとしましょう。以上です。純恵でした。

長々とありがとうございました。

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