アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの内装イメージ

続いては、什器図をご覧いただきます。最初は、ディスプレー什器のご紹介です。

前回ご紹介した環境図と詳細図はこちらからどうぞ。
⇒ アメリカ発アウトドア系ブランドのショップ事例〈環境図・什器図〉

汎用性の高いディスプレイパネル什器

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップのディスプレイパネル

このディスプレー什器の利点は、パネルが脱着式で他のパーツとの組み替えが可能な点です。

ショーウィンドーでは、シーズンやイベント等で頻繁にディスプレーを変えていきますので、什器も自ずと様々な演出方法に対応しなくてはなりません。

また、什器そのものの見え方にも注意が必要で、スリット等のシステムが見えてしまうと折角のディスプレーが台無しになりますね。

このため、脱着方法にも工夫が必要になってきます。

ディスプレイ什器バックの壁面什器

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの壁面什器1

この什器は、ディスプレイ什器の背面に設置している壁面什器です。

正面に、スチールパイプが取り付けられていいる事がわかりますね。

これは天蓋を補強するためと、ディスプレイパーツを取り付けるため用です。パーツ図面もありましたが、何分古いデータなので開く事ができません。何とかしてお見せできるようにしますので、暫くお待ち下さい。

什器本体は米松の染色クリアラッカー仕上げにポイントとしてステージと天蓋の見付けにスチールプレートを貼っています。

このスチールプレートを貼る事で、木目の重厚さに軽さをを付加してカジュアルっぽさを演出しています。

シャッターパネルで商品展開する壁面什器

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの壁面什器2

ブランド主力商品であるシューズを陳列する什器です。展開図E面に描かれています。シャッターパネル仕様のシステムを使っています。
(*メーカーによって呼称は変わります)

このシャッターパネルはライン状に溝を掘り、パーツを引っ掛けるタイプのシステムです。

ただパーツの種類はスリットに比べて少々物足りなさを感じてしまいますが、 靴や雑貨等の陳列には適しているシステムです。

システム中央什器の姿図と断面図

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの基本什器1

壁面什器に続いては、中央のシステム什器です。

ボックス形の木什器で、米松の染色CL仕上げにしています。

パーツは側面のダボ受けタイプで、正面から見るとスリットタイプよりスッキリとした見え方になって、グレード感も上がります。

側板にはディスプレイパネル什器と同様に、シャッターパネルを取り付けています。

什器の共通意匠としても、このシャッターパネルを使っています。

オープン棚什器の姿図と断面図

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの基本什器2

オープン棚什器も、システム什器と同様に側面にはシャッターパネルを取り付けて、意匠を統一して什器の一体感を表現しています。

側板の厚みを出来るだけ細くしているので、什器の強度を上げるために天板のガラス受け金物と中棚一枚を固定しています。

下段のみ可動するようになっていますが、2~3段階しか可動出来ないので返って固定しても問題ないかもでしれませんね。

最低限の機能を備えたシンプルなレジカウンター

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップのレジカウンター

このショップでは、隣接するブランドとレジカウンターを共用しています。そのため、同じレジカウンターを2台並べて設置しました。機能的には、必要最低限のものにしています。

意匠面で特に述べる事はないんですが、機能面で荷置き台をそれぞれに取り付ける気配りが欲しいところですね。

転用什器に取り付けたサインパネル

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップのサイン図1

什器図編も、最後の図面事例になりました。グリット型の転用什器に取り付けた、サインパネルをご紹介します。

このグリット什器は、おそらく他店で靴のディスプレー用として使われていた什器と思われます。その時点では、この図面のようなサインパネル等は取り付けていなかったようですね。

元々照明器具も取り付けていなかったので、サインパネルと共に間接照明も取り付けています。

サインパネルの他に、ショップのイメージ写真を挟み込んだビジュアルパネルも用意してランダムにグリット内に取り付けました。

アメリカ発アウトドア系ブランドのショップの作図事例のご紹介は以上です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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