今回からは、レンタルスタジオの作図集をお届けします。最近は,街の中に多くとはいいませんが、レンタルスタジオがちらほら見受けられます。
昨今の音楽ブームでしょうか、普段街中で歩いていると,楽器ケースを持った人をよく見ます。レンタルスタジオも同様、その数は日増しに増大しているようにも思えます。
ナチュラルカラーでまとめた平面プラン
このレンタルスタジオは、様々な種類はあるものの楽器を特化したスタジオです。
ロック&ジャズというジャンルの音楽よりも,どちらかというとクラシックや、吹奏楽向けのレンタルスタジオと理解してください。
ですから、インテリアもハードな素材で奇をてらうことなく、あくまでも自然素材での仕様でまとめました。
まず、平面図下がエントランスで、その右奥に接客カウンターがあります。その他、コミュニケーションエリアと壁面には管楽器の展示スペースなどを配置しました。
その他は,トイレと階段室。エントランス左には,エレベーターを設置しています。
落ち着きを感じる展開プラン
展開図 A〜Dまでを表してます。全体を見ていただくとナチュラルカラーでまとめた様子がお分かりになると感じます。
MDが楽器ですから,あくまで空間を自然に見せることで、商品である楽器を目立たすことを考えました。
商品を展示する埋め込み型ショーケース2台を設けましたが、あまり数を増やすことは控えました。
壁面のほとんどをダイライトランダム貼りにして、多少ながら自然の荒さを演出。受付カウンターバックも突板染色もダメージ塗装としました。
以下作図は、各断面図を表しています。
展開図 E〜Iまでを表してますが、こちらは共用部なので、壁面はワンパターンでと統一。全て、上部は化粧パネル、下部オークダメージ風の仕上げとしました。
コストを意識した結果こうなりました。そこに各階のサインなどを取り付けました。凝ったところはトイレの建具程度です。
以下作図も、各断面図を表しています。
楽器使用ごとにカテゴリー付けされたスタジオスペース
各スタジオスペースも、仕様は1階に合わせ、落ち着いた空間を設けました。 2階は弦楽器タイプ2部屋と多目的室、そしてオリジナルレッスン室で構成されてます。
3Fは、ドラム、ボーカルそして、LMグループです。ちなみにLMとは、ライトミュージック。軽音ですね!
4日Fは、管楽器、ピアノを大人と子供と分けています。
尚、このフロアには、トイレを一つ設けました。営業担当者が、すっかり忘れていたようで、急きょ作図に追加しました。
フロアが多くなると良く起こる過ちですので、みなさんも気をつけてください。
5Fは、一般レンタルスタジオとミキサールームです。
各部屋の仕様は,全て統一しました。練習場ですから特に凝ったことをする必要はありません。
デザインは一点豪華主義で行えば、そのテンポのイメージは,顧客には認識されるはずです。
カラーリングしたドアで視認を高めた展開図
上の作図をご覧下さい。カラーリングで各スタジオのカテゴリーを分かりやすくしています。素晴らしいアイデアです。
その他、展開図には特に特記することはありませんので、平面図と並行して、それぞれを読みとっていただければありがたいです。
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