今回は、トラベル用品及び、トラベル関連のショッププランです。
売り場スペースのほぼ中央に、大きなダクトスペースがありまして・・・。
そこをどう活用するか、頭を悩ませました。そんなトラベルショップの図面事例です。
歪な駆体を上手く活用した平面レイアウト
普段アパレルの設計が多い私にとって、トラベルショップは珍しい仕事でした。
だからと言って、さほど難しい訳ではありません。
ただ、売り場中央に大きなダクトスペースと4本の柱。
そして、平面図右上の柱下にも駆体がある、なんとも歪な売り場です。
レイアウトは、苦労のほどを伺わせます。
結果、トータルディスプレイと陳列の両方ができるように壁面のほとんどを棚構成にしました。
ただ、トラベルショップにはアパレル商品も多々置かれています。
ですので、フェイスアウトなどのハンガーパイプ類も必要です。
ディスプレイと陳列メインの展開図
1枚目の展開図です。ちょっと見にくいですね。
ごめんなさい!
キープランを添付しました。どの面を描いているかを確認してください。
クリックしてくだされば、別タブで拡大します。
この後、順を追って各部位詳細図を投稿しますので、この場では全体の雰囲気をつかんでください。
各詳細図で、展開図のどの面なのかも記しておきます。
では、もう一枚の展開図です。
とにかく、大きな駆体が多い店舗でしたので、描かなくてはならない面がたくさんありました。仕上げるのが、結構大変だったことが思い出されます。
この物件、実は15年程前のリニューアル計画の一端でした。百貨店内の、一区画です。
ずいぶん昔の事例になりますが、今でも十分通用する内容です。
旅行関連グッズは、商品のサイズをきちんと把握していれば、ほぼ棚で構成されています。
そういった意味では、頭を悩まされた歪な駆体を上手く活用できたと思います。
「ワン・バイ・ワン」でシンプルに仕上げた壁面詳細図
この図面は、E展開図に描かれている通り芯⑨の壁面の詳細図です。そう言えばこの図面、通り芯が描かれていませんね。
通り芯があれば、どの位置なのかが一目瞭然です。必ず描くようにしましょう。
「ワン・バイ・ワン」のシステムは、棚を取り付けるブラケットが見えないので、すっきりしたシンプルな壁面に仕上がるのが特徴です。
⇒ ワン・バイ・ワン公式サイト
この当時、百貨店では御用達品でした。
百貨店へリサーチに行くと、どこの店舗でも使用していた記憶があります。
それほどに、人気のシステムだったと言うことですね。
では、断面図もごらんください。
詳細図を描いた時点では、機能がまだ決定されていませんでした。
ですので、システムのみを描いています。
この図面で、歪な駆体を陳列スペースにしたトラベルショップ〈Part_1〉は終了します。
次回、〈Part_2〉をお楽しみに!
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