レディースカジュアルショップをご紹介します。

無機質な素材で仕上げられている中に、大胆なデザイン、奇をてらった個性的なショップです。

見応え十分な、レディースショップですよ!

インパクトのある平面プラン

レディースカジュアルショップ001平面図

こちらの図面は、婦人服の平面図の事例ですが、カジュアル色の強い店舗となっています。

コンパクトなショップの中央には、フェイクのビッグツリーが配置されています。このショップのイメージコンセプトなのでしょう。
店舗のアイキャッチャーにも一役かっているようですね!

奇抜なアイデアではありますが、長年見ているとちょっと飽きが来るかもしれませんね。

私が考える対応策としては、シーズンごとにフェイクを変えることですかね!
ただ、費用が掛かるので店長には嫌がられるかもしれません。

デザイナーのアイデアは良いのですが、こういう店舗ってすぐに消えてしまう恐れを感じます。

仕事を頂いたのに、こんな嫌みは言うものじゃないですね!

ちなみにこのショップ、ほとんどが固定什器で構成されているので、墨出しはしっかりしておくように工事関係者にはしっかりお伝えしました。

エントランス部分の開口もしっかりとれていて、とても開放感のあるショップだと感じます。

私が担当したのは、基本図面での調整と実施図面でした。

天井伏せ図もありますので、画像を乗せておきます。

レディースカジュアルショップ001天井伏せ図

お役立てください。

以上、平面事例でした。

無機質な素材が目を引く展開図

レディースカジュアルショップ001展開図1

次に、展開図です、

さて、展開図は2図面でまとめました。
1枚目は、A展開図〜C展開図までです。

この店舗は、ティーンズショップで全体的に無機質な素材で仕上げ、内装には華やかな女性テイストと大胆さを盛り込んでいます。
ちょっとミスマッチかな?、とも思える雰囲気でまとめられていたようです。

この頃(2010年当たり?)はこういう雰囲気の店舗が多かったように思えます。

では、2枚目のD展開図〜E展開図です。
中央にレイアウトされた、ハンガーラックも展開図に入れています。

レディースカジュアル001の展開図2

主な素材は、以下の通りです。

  • 巾150mmのフローリングオイルペイント拭き取り/エージング加工

  • 壁面

    モルタル仕上げ+エージング加工

  • その他

    スチール関連は黒皮+ブラッククリアー仕上げ

要は、古びた感じを出したかったようですね、デザイナーは。

全体的に、粗野で無機質空間を演出。そして基本照明はあえて暗くして、重点照明でムードを醸し出すように計画しているようです。 

ビッグツリーとサイン、やはり目を引きますね。

さて、展開図D、Eを見ていただくと、奥壁面にFRとレジ台が確認できると思いますが、ここでも店舗の名称にもなった「5」のロゴタイプが目立って素敵です。 

このショップのほとんどが、造作工事での什器取り付けが多く、実施図はやけに手間がかかったことを記憶しています。
デザイナーさんの希望は、やはり通しておくべきですね。

やっぱり、格好いい!

尚、家具の左隣にはストックルームの出入り口を設けましたが、こちらも家具にあわせたアンティークデザインを施しました。

この店舗は、デザインはデザイナーであって、収めはすべて私が担当しました。
全体を通して感じたことは、業務分担することで、かなりスマートにことが進んだのは良かったことと感じます。 

ショーウインドー詳細図

レディースカジュアル001ショーウインドー詳細図

これは、店頭のショーウインド詳細図です。
今思えば、サッシの部材をもう少し細くしても良かったと感じます。

どうです?
この「5」のサインロゴ、やっぱりインパクトを感じますね!
デザイナーのセンスがうかがえます。

ただ、ちょっと気になることがあります。
共通環境の垂れ壁下を、250mm開口していることです。
ですが、これは排煙での始末でこのようになってそまいました。仕方が無いと判断します。

もちろん無いに超したことはありませんが、こればっかりは誰が頑張ってもこうなるしかないのですね!

出来れば、もっとすっきりした見え方が出来たかもしれませんが・・・・。 

店舗を長くやっていますと、建築との調整でいろいろな厄介ごとが出てきます。この件もそうだと感じます。

防止策としては、出来るだけ内装管理室との調整が肝心です。

また、早めな対処で通らないデザインも通してくれることも希にありますので、何か気になることがあれば、どしどし内装管理室に問い合わせることです。

あと、ショーウインドの拡大図も添付しておきますので、参考になさってください!

レディースカジュアルショップ001のガラススクリーン詳細図

本来は、これほど大きなショーウインドならガラススクリーンを押さえ金物で取り付けするのが本筋です。
ですが、デザイナーがサッシュを出来るだけ小さくしてほしいとのリクエストでこうなったのです。

特に大きな支障はありませんでした。
以上、ショーウインドー詳細図でした。

この図面で、
「大胆なデザインで個性を出すレディースカジュアルショップ〈Part-1〉」
環境編は終了とします。

〈Part-2〉は、各コーナー詳細図と什器図のご紹介です。

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