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可動什器だけでコンパクトに構成したキッズショップ〈環境図編〉

今回は、キッズショップをご紹介します。百貨店などでよく見受けられるパターンのショップ展開です。

売り場面積が小さいため、可動什器だけで構成したコンパクトなショップ事例です。

柱巻きが中心のコンパクトな平面プラン

小さな面積のほぼ中央に、大きな柱とフィッティングルームがあるため、柱巻きを中心としたショップ構成になっています。

子供服のため、什器高1200mmの可動什器がメインです。

図面左側がメイン通路になっていますので、背パネル付きのステージを置いてVP演出をしています。

しかし、ステージのすぐ横に棚什器を設置しているため店内に誘導するスペースがありません。
ですのでわざわざ左右のサブ通路から店内に入る導線になってしまっています。

これでは、お客様に素通りされても仕方ありません。

売り場が狭いので、什器をできるだけ置きたい気落ちは理解できます。

とは言え、極限まで什器を詰め込んだこのレイアウトは、重要な入りやすさを度外視してしまっています。

ステージを含めて、ファサードエリアのレイアウトを再構築すべき事例となっています。

キッズショップのイメージスケッチ

平面図に続いては、展開図をご紹介したいところなのですが、この事例では、スケッチで提案しましたので、展開図を作成しておりません。

展開図で見る面が柱巻きしかないため、割愛して各什器図で表現しております。

このイメージスケッチ以降に、什器図をご紹介していきますのでご了承下さい。

平面図をご紹介する際にも述べましたが、ショップファサードにステージと棚什器が並んでいます。

ショップへの導入口を塞いでしまい、尚かつファサードに、いきなり陳列をしていています。ですから、VMDももうひとつのようです。

ショップの顔であるファサードは、非常に重要なエリアです。たとえ小さなショップだとしても、明確な見せ場を作ることが大切です。

しかしクライアントと協議して、どうしてもという要望であれば、いたしかたないのですが。。。。

辛いところですね。

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