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和食店 (蕎麦屋)小上がり席の詳細図

小上がり席の詳細図01
小上がり席の詳細図

設計説明

先回にご説明した、各コーナーの詳細図をはじめますが、今回は「和食店_001」蕎麦屋の小上がり席の作図です。コーナー詳細図ですので、展開図をより詳しく描きますので、縮尺をスケールアップして表現しています。

展開図については、下記で確認願います。
⇒ 和食店_展開図事例02_001

ここで特に、指摘や注意点はありませんが、図面の描き方としては、展開図を終えて、各関係者から承認をいただけば、コーナー詳細図を進めて行くようにしています。(ルールみたいなものです)

上記の拡大展開図(小上がり席の詳細図)には、平面詳細図もスケールアップして描いていきます。平面図よりも細かい描き込みが、入ってるのが分かりますか?左上の作図がそれに当たります。

ここで、お復習いのつもりで、大平面図を確認して、見比べておいてください!
⇒ 和食店_平面図事例_001

では、詳細図にはいりましょう。 

小上がり平面図

上記作図で、断面指示がありますが、その箇所の断面図が下の作図にまります。
これで、どのように製作するかが理解できます。左が、小上がりで、右が、デッドスペースを物入れとして描いた作図です。

こうして、平面図、展開図では、わかりにくい箇所をスケールアップ描くと、クライアントにもしっかり説明できます。と共に製作者様にもご理解いただけます。これを私は、コーナー詳細図と読んでます。

下位に。小上がり席の2カ所の断面図を描いていますが、縮尺は、1/20と1/2での表現ですが、お分かりになりますか?本来は、拡大詳細図の箇所をもう少し増やしますが、図面と現場が同時に進んでいたのであえて、この2箇所にとどめました。

各断面詳細図

さらに、大きくしたのが如何にありますが、これは製作図ですが、ここまで描いてあげれば、制作者様には感謝されるでしょう。S=1/2で描いてます。

詳細図

後記

前述しましたが、工期が無くて(誰の責任とは言いませんが)現場と作図が同時進行というのがありまして、こんなことは常識では考えられません。しかし、我が業界にはあるのですね。それもしょっちゅうあるです。

一番の原因は、建築工事の遅れで、内装業者にしわ寄せが来るんです。設計者にも、尻に火がついた状態になってしまいます。大変というか、もうどうにでもなれって感じになるときがあります。

毎度同じ進め方をしている我が業界に、将来はあるのかと思いました。しかし、あれから20年経ちましたが、相変わらずこの業界は存続していますが、全く不思議な業界です。

最後に、今回は飲食店舗のお話ですが、アパレル関連も実施図ではこういった「かたち」で図面を進めます。

お願い致します!
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