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太陽と海をテーマしたフードコート《環境造作図》

フードコート造作図の見どころ

今回の環境造作図は、フードコート全体のコンセプトを、実際に造れる形へ落とし込むための図面です。
前回のコンセプトシートやパースでは、空間全体の方向性や雰囲気を確認しましたが、それだけでは店舗は成立しません。

そのイメージを現場でカタチにするためには、以下のパーゴラ、カウンター、テーブル、パーテーション、ベンチシートといった各造作に分け、寸法や納まり、素材、固定方法まで具体化していく必要があります。

つまり今回の図面群は、コンセプトと実際の施工をつなぐ大切な資料です。
華やかなパースの裏側で、空間を支える造作がどのように計画されているのかを確認できる内容になっています。

中央パーゴラ

中央パーゴラは、このフードコートの中心となるアイキャッチです。
屋内でありながら、屋外の広場やテラスのような雰囲気を作るための象徴的な造作です。

平面形状や上部フレームを見ると、単なる装飾ではなく、客席全体の中心性を作る役割を持っていることが分かります。
見た目の軽さと同時に、柱脚の固定や上部フレームの揺れ止めなど、安全面の検討も大切になります。

作図ランクはかなり高いものとなりますが、努力すれば誰にでも描ける図面です。
ここでは、詳細図は描けていませんが、アイデアとして参考にしてください。

円形カウンター

円形カウンターは、客席まわりにやわらかさを与え、人の流れを作るための造作であり、誰もが考える手法です。
直線だけで構成された空間に比べ、円形の要素が入ることで、フードコート全体に広場らしい雰囲気が生まれます。

この造作は、座るためのカウンターであると同時に、空間の中心を整理する役割も持っています。
調和を感じさせられます。

ここでは、天板の強度、端部の処理、腰部分の納まりを確認しておきたい図面です。

図面は、基本設計と言ったところですが、最低限理解出来る図面となってます。
以下、『植栽付きテーブル』も同じ感覚で捕まえてください。

植栽付きテーブル

植栽付きテーブルは、食事スペースに落ち着きとアクセントを加えるための造作です。
中央に植栽を設けることで、単なるテーブルではなく、視線の中心を作る役割を持たせています。

注意としては、飲食スペースで植栽を使う場合、見た目だけでなく、清掃やメンテナンスも重要です。
水やり、植栽の入れ替え、鉢まわりの納まりまで考えておく必要があります。

設計者、そしてそこで働く人の気配りは必須です!

パーテーション

このパーテーションは、共有通路と客席をゆるやかに分けるための造作です。直線タイプとコーナータイプがあります。完全に仕切るのではなく、低めの造作で境界を作ることで、開放感を残しながら落ち着いた客席を作ることができます。

フードコートでは、人が触れたり荷物が当たったりすることも多いため、支柱の固定やパネルの強度が重要です。視線の処理、安全性、清掃性をあわせて確認したい部分です。

作図レベルは、実施図面と言っても良いでしょう。この程度まで描いてあげれば及第点とします。

ベンチシート

ベンチシートは、座席数を確保しながら、客席ゾーンの輪郭を作る造作です。
単独の椅子とは違い、空間の端部を整理し、まとまりのある客席を作る役割があります。

長いベンチでは、床の不陸を受けやすいため、アジャスターによる調整も大切です。
座面や背もたれの素材は、飲食スペースに合わせて清掃性や耐久性を考える必要があります。

見るべき点は、座面の奥行き、背もたれの高さ、通路側への出寸法です。
フードコートでは、座りやすさだけでなく、通路幅やテーブルとの距離も重要になります。

まとめ

今回の環境造作図は、ひとつひとつの家具を描いた図面というより、フードコート全体の空間を構成するための部品を整理した図面です。

パーゴラで中心を作り、カウンターやテーブルで広場感を出し、パーテーションとベンチシートで客席を整えています。

コンセプトを空間として成立させるには、最後にこうした造作図へ落とし込む作業が欠かせません。
店舗設計では、イメージを実際に作れる形へ変えていくことが大切です。

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