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アメリカ発アウトドアブランド大型ショップ〈各詳細図編〉

環境図に続きまして、大型ファミリーショップ各詳細図のご紹介です。

環境図編はこちらをごらんください。
⇒ アメリカ発アウトドアブランド大型ショップ〈環境図編〉

ショップファサード立面図と行灯サインなど各部詳細図

ショップのファサードの姿図とその詳細図です。環境図編でご紹介した、1枚目の展開図「1展開図」がコレにあたります。

天井が高いので、凄い迫力を感じます。

両サイドには、ショップイメージを助長させるアンドンボックスを取り付けました。

このショップの発祥の地アメリカでは、路面店の出店が当時は多かったのですが、ここまでの天高は無かったような気がします。

やはりショッピングセンターの1Fは天高が、しっかり確保できるので、このようなアウトドアショップには、好ましい位置にあると思われます。

シャッターガイドレール拡大詳細図

ゲート中央にある、シャッターガイドレールの拡大詳細図を添付しました。参考にしてください!

かなり細かいところまで描いています。厳しい図面ですが、ここまで描ければもう十分ですし、完璧です。 

図面作業というものは、コツコツ仕事です。日々の積み重ねが大切です。邪魔くさいと思ったり、感じたりしたら負けです。

しっかり描けることが肝心ですし、しっかり描ければ仕事は何処にでもあります。

手に職を付けることが大切だと、私は考えてきました。
上手くいけば、70歳まで図面の仕事を続けることができることでしょう。

両サイドに配置した行灯サイン詳細図

では、ゲート両サイドに配置した行灯サイン詳細図をご覧いただきます。

行灯内は、FLサークルラインを使ってます。

三段ある行灯の中央は店名ロゴをつけて、上下はショップイメージのフォトなどを貼り付けます。

このような手法は、ちょっと以前のスタイルのような気がしますが定番と言っても良いでしょう。

百貨店などでコーナー展開をするときも、スケールダウンしたこの什器を使ってみても面白いかもしれません。頭の片隅に置いておいてください。

環境ミラー柱の外観図と詳細図

次は、環境柱詳細図です。

ミラー柱に、スリットをほどこしています。ミラー割りが、微妙な寸法になっていますね。

特に商品などは展示しないようですが、急を要するときにはスリットにブラケットを取り付けてディスプレイするなど、いろいろなバリエーションが考えられます。

このような柱はよく見られますが、意外と便利な使い方が出来るかもしれません。

柱に貼ってあるミラーも上下3枚割りも、今後のコトを考えてのことでしょう。

フィッティングルームエリアの姿見用ミラー

フィッティングルーム(以下FR)エリアのデッドスペースを活用した、姿見用ミラーです。

うまい使い方ですね。これは使えますよ!

←ここです。この位置です。
デットスペースとなるところを、本当に上手く活用したと思います。
三面鏡というアイディアも良かったですね。

試着した時に左右もバックスタイルも確認できますし、全体のバランスを見ることができます。お客様にとってもベストな選択です。

このような形状をFR内で使えば、もっと良かったと感じます。

以前、同じような手法を百貨店で使用したことがありました。その時は、両面ミラーにして可動にしたような記憶があります。

ここでのミラーマットは5mmのクリアランスをしていますが、3mmもあればいいでしょう。

しっかりマネってくださいね。

フィッティングルームの内外展開図と建具詳細図

ファミリーショップの、フィッティングルーム(以下FR)造作図です。

さすが、アメリカのアウトドアショップですね。FRサイズに余裕があって、使いやすそうです。

FR内部には、木枠の全面ミラーを一面に取り付け、後はハンガーフックのみです。このあたりは、アメリカと同仕様です。
床は、全面カーペット貼りになっています。

フィッティングルーム建具詳細図

FR正面と裏面に框が付いている以外は、特に目立ったデザインはされていません。

ただ、框内に4mmの段差がつけられています。ちょっとしたことですが、こだわりが伝わってきます。
木の重厚さが感じられ、アウトドアショップのイメージにマッチしていると感じます。

建具枠部の詳細図を拡大しておきました。

框以外は、建具及び、建具枠の収めは基本的なことです。

初心者の方はこの基本を覚えておけば、いつでも活用出来ます。必ず覚えるようにしてくださいね。よく見れば理解できます。

スタッフルーム建具の外観図と部分詳細図

アメリカ発アウトドアブランド大型ショップ、最後の図面はスタッフルームの建具図です。

このショップには、このような建具が2種類出てきます。どれも、ごくごく一般の建具です。

建具の図面を覚えるなら、この図面をマスターすることをおすすめします。
シンプルで一般的なだけに、応用がききますよ!

尚、断面詳細図も添付しておきます。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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