今回は、壁面に固定された造作什器をご紹介していきます。

まずは、平面図でどの位置にあるかを確認してください。
エレガント系婦人服_VMDが明確な平面プラン

店内に向かって柱の右手、奥壁面、カウンター後ろの全部で3ヵ所です。

演出照明が素晴らしい壁面造作

演出照明が素晴らしいエレガント系婦人服売場の壁面造作

ここは、壁面のデザインにも素晴らしいものがあります。
全体平面図を見るとこの壁面の裏は通路ですのようです。
ですからデザイナーさんはこのようなデザインを考えたのでしょう。

裏が通路であるならば、単純に考えて壁面をクローズ場合がほとんどです。
しかし、出来が良いデザイナーさんはショーウィンドとして利用したのです。

とても上手な手法ですね。
参りましたと同時に、このテクニックはあらゆる意味において利用する価値はあります。

演出照明が素晴らしい壁面造作とは?

まず、基本設計を見て素晴らしと感じたのは、前述したようにこの壁面の裏は通路です。となると、その通路からもアプローチを考え、ウインドウを設置したことです。

2番目には、固定式のハンガーラックで商品を通路側方も見せるといった考え方です。おまけに、ハンガーラックのステージに演出照明を組み込んだことです。

どうですか? ご理解いただけます?

ちょっとした思いつきだとは感じますが、素晴らしい演出です。店舗設計者としてリスペクトに値するデザイナーさんですね。とても勉強になりました。

什器自体は、それほど奇をてらったものでは無く、普段目にするものです。
ただ、その設定の仕方が上手いのです。

今回の事例での詳細図を載せておきますので、参考にして活用しても良いのでは・・・・・。

演出照明が素晴らしいエレガント系婦人服売場の壁面造作詳細図

固定式のハンガーラックのステージに、演出照明が組み込まれているのがよく分かりますね。

ここでは、床固定と壁面固定でこのハンガーラックを収めています。
尚、この収め方は基本中の基本ですので是非、覚えておいてください。

壁面に固定された多機能なハンガーバー

壁面に固定された多機能なハンガーバー

この什器は、とても上手く考えられていますので、是非ご一読ください。

壁面には様々な自立型の什器がある中、何が上手く考えられているのかを探ってみる価値はありそうです。

場所はお分かりですか?
壁面奥、トルソーケースを挟むカタチに配置されています。
同仕様のものが、2台並んでいます。

多機能な固定ハンガーバーの平面図

興味深いのは、壁面からの固定ハンガーと、四方枠が付いたシステム什器での構成が上手く考えられていることです。
そしてこれらの什器は、分離して使うことも出来るのです。

二通りの使い方で、壁面を演出できると言うことですね。

壁面に固定された多機能なハンガーバーの断面図

奥壁面の、見え方が変われば売場も変わり、絶えず変化のある売場造りが出来るのですが、お分かりですか?

デザイナーさんの意向は分かりませんが、私の考えるところ「一粒で二度美味しい!」といった感じもします。

ショップ内でのレイアウトの変更は出来ないように感じますが、分離する二つの什器を使った例は、とても希で過去には類を見ない什器でしょう。

汎用性のある預かり兼、ストック什器

汎用性のある預かり兼、ストック什器

私はキープボックスと呼ぶことがあるんですが、一般では預かりケース、取り置きケースなどと呼ばれています。

百貨店やテナントの場合、特定の倉庫が持てないのでショップ内でストック代わりに使われることもあります。

ただ、この什器があると使用価値の範囲が広いため、設計打ち合わせなどでレイアウトに組み込むと非常に喜ばれます。

作図も簡単で、1時間もあれば誰にでも描けると思います。
あなたはどうでしょう>? 

この什器は、デザインも洒落てるし、良い感じに仕上がったと思います。
そこで、断面図を載せておきますので図面をしっかり読み取ってください。図面を描くことは図面を読むことからはじまります。

汎用性のある預かり兼、ストック什器の断面図

左側の断面図は、主にトップスやボトムスを。
ハンガーが表現されているところは、長手のコートやワンピースを収納します。

収めもそれほど悩ます材料はありません。
ただ、取手がインロー式での収めとなっていますので注意深く読み取ってください!

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