『レンタルスタジオの店舗作図集』も残すところ建具図面だけとなりました。店舗設計にとって、建具は重要な位置にあります。
最近は、既製品として多くで廻ってますが、デザインについてはもうひとつ!やはりデザイン性の高い店舗では、別注での製作を勧めたいですね。
今物件も、デザイン性が必要と感じたカ所のみについては、全て別注で製作発注しました。
建具配置図は必須ですのでお忘れ無く!
上の作図が、建具配置図と言って、建具番号を付けてその位置を明確にする図面です。この程度の建具の数だったら必要無いかもしれません。
しかし、建具が 20〜30カ所もあれば必ず、この図面が必要になってきます。後に出てくる『建具表』で整理&発注します。
平面図の必要の無いレイヤーを見えなくして、建具番号を入れておくだけなので、シンプルで見やすい作図となっています。
レジバックデザインにマッチした建具
さて、ひとつ目のドアは、環境図でも紹介しましたレジバック壁面に取り付けた建具です。
この壁面は、かなり凝ったデザインが施されています。この場所に、全くデザインの違った建具を配置することは、どうも違和感を感じました。
ですから、建具をこの壁面に同化させれば!というアイデアで生まれたのがこの建具です。
ドアノブやヒンジは若干見えますが、全面を見てみるとそれほど違和感は無かったようです。
スチールを活かしたデザインは今でも見劣りしない!
この建具配置カ所は、入り口正面!
ですから、イメージアップを意識してかなり凝った、いや懲りすぎた建具となってしまいました。
これが、トイレスペースの前室の建具とは入りゃ無ければ誰も気づきません。
全て、店舗空間のイメージアップ戦略です。造りについては、追って別サイトにて公表しますので、お待ち下さい。
説明するとかなりの時間と多くの説明が必要なので、ここでは割愛します。
トイレ出入り口のシンプルな建具
残りは、トイレ出入り口の建具図です。
四方に面材を取り付けただけで、これといったデザインは施していません。シンプルな建具です。
仕上げは、ナチュラルカラーの化粧板で仕上げていますので、汚れなども清掃しやすい建具となっています。
以下は、同士仕様で製作されたメンズ用トイレの建具図です。
建具表
これが、前述した『建具表』です。
ここでは、建具図の姿図を入れるのが、基本ですからお忘れ無く!
後は、物件によって違いがありますが、仕様、付属金物などを記入します。具体的には以下を参照ください。
一般的な建具表なので、これがルールとは言えません。物件ごとに変化することもありますので、悪しからず。
この記事で、『レンタルスタジオの店舗作図集』は、終了となります。長々とお付き合いありがとうございます。また、お疲れ様でした。
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